006913 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ワイルドキャットのブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

f4ffm

f4ffm

カレンダー

バックナンバー

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2022.10.17
XML
カテゴリ:雑感

Z世代とかX世代なんてアルファベットを憶えるのは若いころだけにして、新世代と言ってしまう。就職したばかり、社会人新進気鋭の世代を指すことにする。変わったと思うのは、彼らはイメージでまず入る。形からと言ってもいいだろう。そのためには見た目カッコよくなければいけない。時々乗る電車の車掌さんと運転手のペア、アタッシェケース(というのか書類カバン)を引っ提げて男女ペアで乗り込んでくるが、その制服のかっこいいことは昔の国鉄の油臭いイメージはない。ローカル線でもアナウンスが中央の録音で流れるし、ネイチャーの車掌さんのアナウンスでも流れるのでかなりしつこい。常連客にはしつこいかも。わたしは電車通勤をとぎれとぎれにしかやった経験がないので、定期で通勤することにあこがれていた。駅員がパンチャを入れないで済む目視通過と言うやつである。今は外見では定期か単発かわからないからつまらないのだ。よく空港で見かけるパイロットとスチュワーデス(いまはCA)がトレーラー付のトランク押してさっそうと歩くのがかっこよかったがあのイメージを電車にも流用したのだろう。

形で入るとは服装、装備でそれらしくなることで、昔は3K(かっこわるいきたないきけん)と呼ばれた建設業も、装備が発達してきたため、三点式のハーネス、ドイツ軍のようなヘルメット、腰に手りゅう弾ならぬ工具類をジャラジャラさせて足場上を動いている。親父を見直したなんて話もあるかっこよさ、昔は「俺たちゐなきゃ橋も道路もできゃしねえ」何て開き直って焼酎煽るイメージだったが、いまは後継者不足もあり、後進を育てるのに業界も必死で,まして見て覚えろなんてのはもう落第である。

鳶の昼休みと言えば、あかたんあおたんの世界だったが、いまは他人との接触は仕事中だけでひたすらマイカーの中でお昼寝と言う健康志向である。悪い意味での職人が減り、だいぶ建設業もソフティケィテッドされてきたようだ。

我々は職業を最も高い位置に置き、家族を喰わせる手段としてストイックに捉えていたが、今の世代はその区別は薄く、両方とも切っても切れない両立するものとして受け入れているのだろう。昔のような悲壮感は余りなく、世の中転職をもたやすくできる風潮に代わった。子育ても仕事も同列で、イクメン休暇などは役所が先導してやっている。労働者にとってはまことに働きやすい職場になったものだ。残業などは上からの命令がなければやらないし、ましてサービス残業などはお断り、と彼らの額には書いてある。上司がスパルタ教育をしようものなら、その上の上司に訴えてやめさせることもできるし、またその件数は増えている。

でもわたしなどは心配する。これで日本は大丈夫か、GNPは下がらないのかというより世界的な位置づけは下がらないのか?中国やキタチョーセンあたりの圧力に負けないだけの軍事力と米国の勝手押し付けを跳ね返すだけのパワーを政治家は持ち得るのか?自分だけが良ければいいのだという考えももちろんある。しかし先進国で暮らす幸せな人間は毎年微減して今や20%を切っているそうだ。残り80%の人間は到底今の日本人には受けいれがたいレベルの暮らしを送っている。いまのレベルを落としてもいいのだという人は皆無だと思う。それでいてなおかつ荒唐無稽な公約を堂々と発表して平気な政治家もいるのだ。

また新世代人間の均一化というかマニュアル化には辟易するときがある。

まずオペレーターと言う人種だが、言葉遣いは慇懃ながら無礼千万、最後に必ず「最後にご質問は?」とくるので、聞きたいことがなくなったから会話終了だよと言う。決まりきったことが不自然に途切れるのだ。なぜあんな取ってつけたような定番のフレーズが出てくるのだろう。

また飲食店などでも全く同じフレーズが違う店の店員から飛び出すのには呆れるを通り越して笑ってしまうときがある。マニュアルしか覚えていないのだから、こっちが少しでも外れた応答をすると困惑するのもこの世代の特徴だ。「お名前を頂戴できますか」にはわたしの「名前くれたらなくなっちまうからいやだよ」と冗談100%のレスポンスも彼らは小パニックを起こしてしまうのだ。せっかくの冗談を理解する余裕もないのだろう。それはそうと、この冗談は意外と使える。銀行窓口、カードの問い合わせ、店舗や役場での各種申し込みなどだが、客の名前を聞くときのセリフに使えるのだ。黙り込んでしまう人とおおらかに笑ってくれる人がいる。当然後者の方が望ましいと思う。

マニュアル化の目的は当然ながら客応対、品質管理の均質化だろう。しかし人によって大きな違いがある。棒読みそのものの無味乾燥の人も、マニュアルとは思えない自然な応対の人もいる。

こんな風潮の中だが、たまには目の覚めるような接客をするスーパーもある。バックヤードの扉があくや否や「いらっしゃいませ」の連呼をする店員がいる。すると他の店員さんもつられるのか「いらっしゃいませ」を言うようになるのだ。なかなか考えているものだ。本来なら客応対能力がスバ抜けた人ばかりならマニュアルなどいらないのだ。いつの日も基本は「いらっっしゃいませ」です。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.10.17 15:19:32
コメント(0) | コメントを書く
[雑感] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.