大きな国の小さなお家

今日はいよいよelmozo宅での木曜ママの会でした。

じいじとばあばからの小包も昨日無事受け取り、準備は万端！

メニューは、フルーツ(Yellowプラム、マスカット、マンゴー)、ポテトサラダ、から揚げ、サンドウィッチ、ヨクモックのチョコクッキー＋飲み物。

全員が座れるよう椅子をセットしてたけど、皆床に座ってたので、椅子は別部屋へ移動。結局8人のお母さん達が集まりました。今日のテーマは「母」。

自分の母親はどんな母親だったか、自分の母親から何を学んだか、どんな母親になりたいか。

elmozoはばあばが料理が上手でユーモアに溢れて、家に遊びに来るお友達は皆ばあば目当てだったこと。お泊りの時は夕食にコックの格好をしてコース料理。翌朝もベッドでプリンセス朝食。

ばあばの「3歳までにあなた達から貰った愛情と幸せを、親はその後一生掛けて返してゆくのよ。だから親には遠慮しないで助けを求めなさい。」

と言ったことを話すと皆「なんて美しい言葉なんでしょう。初めて聞いたわ。」と感動していました。

通常ホストが一番最初にトピックについて話すので、elmozoが一番にこの話をしたんだけど、この後のみんなの話を聞いて、ちょっとこのトピックは重すぎたかなと後悔しました。

ある人のご両親は結構年を取ってから子供を作ることを考え始めて、出来た子供が一卵性の三つ子。お母さんはそのせいばかりではないけれど、鬱病だったそうです。お母さんの家系は鬱病の人が多くいるので、彼女もそうなるのではないかと憂鬱になる度に不安になってしまうそうです。

また、ある人のお母さんは22歳までに彼女と彼女の弟をシングルマザーで産み、家系を支える為に二人は小さいうちからずっとデイケアに。それ以外ではお祖母さんが二人の面倒を見ていたそうです。彼女が20歳の時にお祖母さんが亡くなった時のショックはとても大きく、今でも悲しくて仕方がないそうです。彼女のお母さんは仕事をして子供達に必要なものは全て与えてきましたが、今では家も売り、貯蓄を使い果たしてホームレスになってしまったそうです。彼女は引き取ったりはしないけれど、何処にいて、きちんと食べているか等は把握するようにしていると言っていました。

また別な人のお母さんはスキーのダウンヒルで優秀な成績を収めた人で、今でも彼女の年齢ではカナダ国内で優勝するほどの腕前(足前？)だそうです。その為か、完ぺき主義者で努力を惜しまない。しかし周囲の人にもその完璧さを求める人なのだそう。彼女はあそこまで厳しくなくても良いけれど、やはり努力を続けてやり遂げることを自分の子供には教えたい。そうです。

ある人のお母さんは編集者。彼女は小さいうちからライターや評論家などとの交流がありました。大勢が討論を交わす中で、彼女が意見を述べる時はお母さんが「彼女の意見を聞きましょう」と皆の注目を集めて意見させていたそう。その影響でしょう、彼女は今は新聞記者。女性がキャリアを積むことを推奨して来たお母さん、今では料理を楽しむ娘に「信じられないわ。あなたを主婦にするようには育てたつもりはないのだけど」と言うらしいです。でも、孫ががコーリックだったこともあって、昔は誰のスケジュールにも合わせなかったお母さんが、今では娘ののスケジュールに合わせて孫に会いに来るそうです。

ある人はお母さんととても仲がよく、性格も似ていたそう。あまりに近い存在だった為、親子共に親離れ、子離れが難しかったようです。妹さんはお父さんっ子であったこともあり、お母さんと妹さんの間に挟まれたりして苦しかった時期もあったそうです。でも、今ではいつでも穏やかに大きな心で支えてくれる旦那様に恵まれ、やっと親離れできた気がすると言っていました。

また、ある人のお母さんは学校の先生。実は彼女のお母さんはプリちゃんの行くであろう学校で30年教えていたそうです。大学を卒業すると、大学院はどうするんだと。教頭先生に昇進すると、いったいいつ校長になるんだと。常にせっつかれてプレッシャーを掛けられていたといいます(彼女も学校の先生)。お父さんは躁うつ病を病んでいましたが、薬を飲んでコントロールされている時はお父さんの方が癒される存在だったそうです。お父さんとお母さんの良いところだけを真似したい。と言っていました。

またある人は、お父さんとは気が合わなかったけど、お母さんはいつも優しく、いつも手助けしてくれる存在だったそうです。が、5年前に肺がんで亡くなったそうです。家族の誰も喫煙しないのに。彼女には妹と弟がいたそうですが、妹は21歳の時にくも膜下出血で亡くなり、弟さんとはあまり仲良くないそうです。お母さんが生きていたら。。。と毎日思ってしまうと言っていました。

来週はカレンのお家。

因みにプリちゃんは、今日はこんな格好でホストを務めました。

皆に「まぁ～スタイリッシュね。ちょっと悪なティーンみたい」と。。。因みにシャツは大学時代の友人Ｍちゃんからのプレゼント。