春らんまん 手工芸作品展示会
2月25日~26日まで開催されていた手工芸作品展示会のすばらしい作品の数々です。作者の飯島努氏(八王子市在住)流木や剪定された木々を再利用し、造花を用いて作品を仕上げる。盆栽を長年しているので、作品のコンセプトはその盆栽と同じようにされるとのこと。例えば表は枝を見せるようにし、裏は派手にする。作品のどれもが本物と見間違えほどのものだ。会場に入ると誰もが感嘆の声をあげていた。飯島氏は、「多くの人に作品を見て元気になってもらいたい」そのように語る。今月も何箇所かの施設で展示会を行うということだ。昨年は全国から問い合わせがあって北は北海道から南は九州まで作品を送ったそう。本職は建築の仕事をされているが、一人ですべてを仕上げるために作品を作っていると仕事ができなくなると笑った。「作品を通じて笑顔になり、喜んでほしい」そんな飯島氏の声と、何より奥様の献身的な支えがあってのこと。そんなお二人の人柄故だろう、お手伝いの方々も喜んで会場内外を動かれていた。また、毎回の展示会には飯島氏のそれぞれの兄姉が参加し搬入や搬出を手伝っていかれる。展示会は家族が一つになっていく「絆」を強くするものでもあるようだ。来場される方々も当日は寒い中だったが、多くの来場者はその思いを感じ取って帰っていかれた。