2010/01/17(日)11:34
世間一般の常識から離れた場所で常識を語るメディアの常識
こんな記事を
取材対象者の車に無断で発信器…TBS謝罪
この件に限らず、新聞やTVなどメディアの中での常識が、一般人にとってはどう考えてもおかしい、などということはよくあります。
たとえば取材対象の人間の家に大勢でおしかけ、外出もできないぐらい取り囲む。眠気で心理的ガードが緩くなっている時間帯に一方的に取材を申し込む「夜討ち朝駆け」、顔にモザイクさえかかっていれば、犯罪関係者にもインタビューし、取材源は秘匿とする・・・裁判所から車で出てくる容疑者を、警備員振り切って車にカメラを接写させたり・・・
恐らく「これは真実を伝えるメディアの権利である」という免罪符が、記事のためなら取材対象に何をしてもかまわない雰囲気を作っているのだと思いますが。
考えたら、どんな大きな新聞もTV局も雑誌社も基本一般企業で報道する側に法的に特別な権利が与えられているわけではないのですよね。
この辺の勘違いが怖いところです。