FANTA-G

2018/05/22(火)07:51

詐欺師を擁護する人と同じ思考になっている

愛媛県から加計学園の職員の面談記録が提出され、これまでの首相側の発言と矛盾がいろいろ出てきたのですが。  で、これでおかしな話なのですが、ツイッターで政権擁護する人々から「だからどうした?」という書き込みを多く見られました。  だからどうしたって・・・  まず、大問題としてこれまでさんざん総理側が言っていたことと違う文章が開示された、ということは国会でこれまで一年以上費やしてきた説明(加計学園に便宜を図ったことは一切ない」)が嘘であった可能性が高い、という大問題なのに。  さらに言えば、これまで都合が悪い資料は総理側には一切残っていない。それこそ総理官邸の入館記録が残っていないなど、通常考えられないことばかり言っているのに対して、愛媛県側は面談した職員複数の証言とその時もらった名刺を提出している。愛媛県からの出張費の申請書類など証拠が物品として残っている。そして何より公務で行ったのだからその会談内容をしっかり報告書として提出されている。  ここまでそろっているのもかかわらず、くだんのツイッターの人は「こんなのいくらでも偽造できる」とか・・・国会で「記憶にない」しか言わなかった人の証言をどうして信用できるのか・・・だいたい、愛媛県側にはうそをつく理由がない。理由がないからこそ、こうして証拠を提出しているのだし。  つくづく思う。ここまで多くの証言証拠を出してもまだ「それがどうした」と言える人には何を出しても認めない、認めたくないのだろう。しかしそれは詐欺に引っかかった人にありがちな「私は絶対に騙されていない」と、なぜか詐欺師を擁護する人と同じ思考になっている。昔あった豊田商事事件でも、事実が判明した後にも被害者の老人が「あの人たちは悪くない、むしろ騒ぎを大きくしたマスコミが悪い」と・・・  そこにあるのはプライドなのだろう。しかし、あなた方庶民がどんなに政権擁護してもこの問題は何も解決しない。それどころか嘘を付き通したら数の力で切り抜けられるというロクでもない政治になっていないか?  支持政党がどこでもかまわないけど、そんな国の首相が教育改革で道徳教育に力を入れるなんて、悪趣味としか思えない。

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