FANTA-G

2019/10/13(日)09:45

「思い出作り内閣」

私は今の政府においては少なくとも憲法改正には反対です。  というのは、自民党が目指している要求(非常時における国民の一部権利の制限)に関しては、それこそ今回のような災害時であれば別の法律でいくらでも作れる。しかし、それをなぜ憲法を改正してまで行わなければいけないのか?  憲法学者の方が言っていたのは「たとえば国家が非常事態を宣言した場合、国民の主権、それこそ人権であったり財産権であったり、報道や行動の自由を制限できる、というのは一見、仕方ないことに感じるかもしれない。しかし、その「今が非常事態である」という宣言を突然、その時の政府が行ってそのまま非常事態を維持し続ける。それが独裁国家誕生で、歴史でも軍事政権が最もよく使うやり方だ(自ら起こしたクーデターによる混乱を非常事態にすり替えて乗っ取る)。また、この非常事態宣言には期間の制限がない。永遠に非常事態を言い続けることもできる。たとえ、今の政権にそんな気はなくても、時代が変わって別の政権が与党になった場合、使わないという保証はない。だから、こういう非常事態であれば何でもできる権利を民主国家である以上、国家に許してはいけない」と・・・  ちなみに今の政権、特に安倍政権においてかれがどれだけ単に​「名前のためだけに改憲をしたいか」​がよくわかることを。  確かにずっと見ていても、あの人は「憲法を変えるべきだ!」と声高に言うけど、具体的にどれがどのように問題だからこう変えるべきである!とは言わない。そのくせ、憲法論議をするのは国会議員の義務だと・・・  オリンピック、改元、そして改憲と実は彼の「思い出作り内閣」でしかない、と呼んでいる人がいた。こんな人間に憲法など変えられたくはない。

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