FANTA-G

2023/09/08(金)07:24

「死に逃げ」した人間の罪に押しつぶされるようなことがないようにあってほしい

ジャニー喜多川容疑者の罪というのは、それこそ世界の性犯罪の歴史に残るような被害者人数と、未成年を芸能界のパワーで食い物にした悪質性、そして、それを周りの大人やマスメディアの人間が知りつつ見ないふりをした、それどころか所属タレントを使った番組やグラビアなどに起用するため忖度した歪んだ構図など、どこをとっても「死んでから、しかもBBCという海外メディアが取り上げてから慌てて真実を浮き上がらせた日本の芸能メディアの構図」という醜悪です。  で、これと同じことをつい数年前に我々日本人は経験しています。そう、安部元総理の暗殺事件。こちらも彼が凶弾に倒れた後にその背後にあった統一教会との癒着が次々と・・・こちらも昨日今日発覚したのではなく、一部報道ではずっと取り上げられていたことであり。  昨日、現社長の辞任と元少年隊の東山新社長の会見がありましたが、つくづく思ったのは「この人たちは何を謝らさせられているのだろう」ということで・・・特に私は性犯罪に関してはジャニー喜多川という異常性犯罪者(と言って構わないでしょう)の責任が99%を占めていると思います。が、その本人は死んだことで逃げ切り。残された被害者、事務所所属タレント、社員、そういった人々は彼の残した「償いきれない罪」を、これまた自分たちは知りつつこれまで放置してきた。場合によっては忖度していた、黙っていたマスコミに今さら追及される。  これからジャニーズという事務所がどうなるかわかりません。が、何十年も欲望の限りを尽くし「死に逃げ」した人間の罪に押しつぶされるようなことがないようにあってほしいなと。

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