FANTA-G

2023/11/15(水)10:23

「人一人自殺に追い込んだ職場にパワハラがない」などということはあり得ない

宝塚の調査報告、遺族は再調査求める「上級生をかばう意識が先行」…理事長「守る伝統ある」​  こういうシステム的パワハラ体質というのはどこにでもあって。  特に問題なのは「組織の上下関係、先輩、後輩といった中で発生することは、いかに理不尽であっても下のものが何も言えない」というものが伝統として体質改善できず、負の連鎖を生む形になる。  よく部下などに対しての暴言を「業務の範囲内の注意」とする人がいますが、それが暴言か業務的な注意であるか?は簡単に判断できる基準があります。その言葉を自分の上司、それこそ社長とか、取締役に同じように言えるか?というものであり。もし、言えない場合は自分が上位者として反撃されない場所だから放っている言葉であると。  宝塚に限らず、特に芸能とかスポーツ、職人の世界では「自分が若いころに先輩に殴られ、蹴られ、苦労した」ことが美談になるケースが多いですが、よく考えたら「暴力や暴言を吐かれて傷つくこと」は技能に関係ありませんし、伝統でも何でもない。単に自分の怒りや感情を抑えることができない未熟な人間のストレスのはけ口にされているだけ。  最近だけでも自衛隊、ジャニーズ、宝塚、角界・・・組織内部の風通し、あるいは一般社会との隔離が大きいと、内部権力が腐って人権とか法律のような「当たり前のこと」が通らなくなる。  そもそも「人一人自殺に追い込んだ職場にパワハラがない」などということはあり得ないわけで。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る