怪しげな扇風機とヤバい表示
節電対応が深刻です~!大阪でも電力不足の対応策を次々に実施。困ったことに、行きつけの喫茶店でも冷房温度がかなり高い目の設定。「この暑さ何とかならんの!」「すみません、お店のほうでは調節できないので・・・」涼みに入った喫茶店ですが、お客さんの苦情が次々に発せられる始末。会社でも空調温度28℃の節電設定。「仕事にならんわ~!」静かなブーイングが上のほうにも届いたのか空調と併用するための扇風機が、やっと要所に設置されました。「お~っ!扇風機が品薄らしいが、探せばあるやないの・・・」「もう、お化粧大丈夫やで~!」女性社員の期待を受け、扇風機の組み立て開始。「リビング扇」にしては、かなりコンパクトな梱包。手分けして組み立てを始めるが、「うわっ!部品の数が説明書より多い目・・・」箱によっては説明書どおり揃っているものも有り、かなり大ざっぱ・・・「少ないよりは、いいか・・・」それにしても各部品が「昔っぽく」安っぽい作り。組み立ても、梱包されていた工具を使い、かなり面倒くさ~い方式。「取説」片手のおじさん組に対し、若手は感覚でテキパキ。手際の違いが一目瞭然。「ベースの鉄板が異常に薄いや~ん、べこべこやで~!」「怪我、きいつけや~!」よく見ると「MAID IN CHINA」の表示。組み立てあがった扇風機を試運転。「回りませんよ~!」「え~っ!さらやで~」羽の締め付けを少し緩めて回転を「強」にしてみると、ゆっくり回転・・・「何か臭いませんか・・・」「そういえばモーターでも過熱したような臭いが・・・」「ヤバいんちゃうの、モーターの中から臭ってるで~!」説明書を読むと「初めは塗料の臭いがしますが使っているうちに・・」の断り書き有。「国産では有り得んやろ~」「塗料の臭いか?大丈夫ちゃうか~!」試運転続行。「うわっ!油が滲んで来てるわ~!」同僚がモーターのカバー部から潤滑油ぽいのが滲んできているのを発見!ティッシュで拭き取り。この時点で、鵜の目鷹の目の「中国製品観察会」になりました。「左右の首ふり」にしてみると途中でキコキコ異音を発し、動きが怪しげなもの有り。何度、締め付けても、角度により首ふりの途中で頭を垂れるものがあり、唖然~羽の前面カバーの径が歪んでいて、どう変形させても金具が一箇所掛りづらいのも確認。「いよいよ返品か~!」何から何まで、かなりアバウトな作りです。そのうち観察力の鋭い後輩が「使用期間3年」って書いてありますけど・・・やけに小さな文字で書かれたラベルを発見。「設計上の標準使用期間を超えて使用されますと、経年劣化による発火・けが等の恐れがあります」「げげ~っ!なんじゃこりゃ~!3年は短すぎるやろ~!」ネットで調べてみると扇風機やエアコン・洗濯機などの家電製品にも食品の賞味期限と同じような表示制度が始まっていて、輸入品にも表示義務がありました。この扇風機の価格もついでに調べてみると\3,980~4,300の価格帯。「さんきゅぱやで~」そこそこのお値段で「ばったもんちゃうか~」の全員の予想は、大はずれ!複数の大手通販でも注文受付していたので、かなり大量に輸入、流通してるようです。結局「返品~!」の声もどこえやら、この暑さには勝てず全数現場設置で落ち着きました。写真は久しぶりに芥川で撮影。川岸を歩き、橋の下などの日陰に来るとかなり快適です。仕事場にも、この涼しさを運びたいですね~