電車の中での事だった。
自分は、今日の塾が休みなので帰宅後の自由を享受しようと思案しながら漫画を読んでいた。
目の前にはオバハン三人が座っている。音楽のボリュームを小さくして聞いていたので会話は若干聞こえてくる。普段は漫画を読み音楽を聴き尚かつオバハンの会話に注意するほど器用でもないが、今の自分は貧乏なので器用なのだ（器用貧乏、なんちゃって）。ああいう会話を聞いていると自分以外はほぼ敵なのかと思えてくる。それほどオバハンの愚痴と言うのはアレである。きわめつけのその三人の組み合わせ。明らかにザマスが語尾につくような眼鏡（生きた化石だと思っていたが・・・）とタングステン＆劣化ウラン使用の砲弾を用いても抜けなさそうなクルップ装甲がごとき化粧、なんと言うか、なんと言えばいいのだろう。とりあえず自分が将来ああいうのに恨まれたくないなーと思えるような雰囲気が目の前に三人分あったわけだ・・・
人生貧乏でも器用な方がいいのかなーと思って漫画に注意を戻した。








・・・人生は大きなグローブを着けてる、一発のパンチで人間はグロッキーになってしまう。そう言ったケストナーの気持ちがわかったような気がした。
※当日記には若干脚色がありますが、おおむね事実です。


追伸
LOSTおもすれえ