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非常に面白い本です。明治維新というと新選組だの彰義隊だの白虎隊だの軍事物が、メインになりやすいですが 、しかも滅びの美学みたいな、実態は違います。経済崩壊です。
なぜかそのあたりは歴史の教科書には出てきませんね。天保大飢饉からインフレが止まらず、藩札の乱発、貨幣の改鋳・・・金銀の含有率は極端に減り、さらにそれがインフレを加速し、挙句に開国を迫る外国勢力。
勢い余ってドンパチやってしまった薩英戦争ですが、幕府は地方が勝手にやったこと、幕府は知らんと突っぱねます。戦争のための兵器を購入する金もなく、鐘楼までとかして贋金づくり・・・挙句に天ぷら金と言われるめっきで作った二朱金などに手を染めていきます。
この辺の緊張感は今の日本にそっくり!
是非とも読んでほしい本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.26 08:37:18
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