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ヤフオクでNEC PC-VY22MA/Aを1100円で買いました。
2010年の発売でCPUがceleron900と性能が低く現在では使い物にならないせいもあるが、 何よりも液晶パネルは無事だけど液晶パネルのカバーがバキバキでヒンジが折れて切れていた。 つまり物理的に使えない。 また、動作可能と書いてあり、メモリー2GBとハードディスク160GBは有ったが、 Windows7HOMEは認証されておらず、デスクトップ画面は真っ黒で、 右下に「このwindowsのコピーは正規品ではありません」と表示されていた。 なので1100円なのかと変に納得したが、何とか復活できないかと頑張ることにした。 液晶パネルのカバーはバキバキだった。またWiFiのケーブルも切れていた。 ![]() 元が1100円なので、お金をかけずに修理する為にヤフオクを探すと、 別の機種ではあるが、同時期の発売の形状が似たジャンクの液晶カバー(上半身)が有った。 380円と安かったのでダメ元かなと言う感じだった。 ![]() 届いた物を見るとありがたいことに(色は違うしWiFiケーブルも無いけど)使えそうだ。 元の上半身から外した液晶パネルとジャンク箱から見つけたWiFiケーブルを取り付けた。 ただ元々のWiFiケーブルはカバーにねじ止めするタイプだったのだが、 ジャンク箱から見つけたのはシールで取り付けるタイプだったので、 ねじ止め部分が邪魔でシールとアンテナが張れなかったのでカッターで加工する必要があった。 ちょっと手間がかかって大変だったけど上手く取り付けられた。 液晶パネルが修理できたので電源を入れてBIOSで確認する。 ![]() 何とか上手くいき無事に動いている。 次はWindows7の修理だ。 このノートパソコンはリユース品らしく、本体裏を見ると、 本来のWindows7Proのプロダクトシール以外にWindowsHOMEのシールが貼ってある。 立ち上げてみるとKINGSOFTofficeが入っているのでやはりリユース品だ。 システムのプロパティを見ると認証されていない。 本体裏のWindowsHOMEのシールのプロダクトキーを入力するが0X80072F8Fエラーが出る。 ネットで探すと「windowsの時計が狂っている時に出るエラー」らしい。 ?BIOSを設定する時に時計は合わせたはずだが?と思って確認したら狂っていた。 そうか2010年のパソコンだからマザーボードのコイン電池がダメになっているのかも? 早速分解してコイン電池の電圧を計ったら1.4Vだった。普通は3Vのはずだ。これか。 電池を新しい物に交換して再挑戦した。 時計は狂わなくなった。でも認証できない。 Windows7そのものが壊れているのかもと思い、Windows7Proのプロダクトシールも有るので、 Windows7Proを再インストールすることにした。 でも0X80072F8Fエラーが出て認証できなかった。 もしかしてと思いwindowsUPDATEを試してみたら、microsoftのサーバーにアクセスできない。 検討を繰り返していると画面が真っ黒になり、 画面の右下に「このwindowsのコピーは正規品ではありません」と表示されていた。 そうかと気がついた。 microsoftの意地悪戦略である。 昔windows8を発売した時にユーザーがwindows7を使い続けてwindows8を買わなかったので、 業を煮やしたmicrosoftがサードパーティ製のwindows7の排除を口実に取った戦略である。 正規品で無いと言うくくりで排除したのでメーカー独自に工夫を加えたwindowsも影響を受けた。 おかげで大混乱になったが、その後のwindowsUPDATEで対応したはずである。 ただ、今回のようにWindowsUPDATEが使えないとどうしようも無い。 そう言う場合は手動でwindowsUPDATEにアクセスするしかない。 困っている人がいるかもしれないのでファイル名をのせる(windowsupdateagent-7.6x64.exe) これを実行するとwindowsUPDATEが実行される。結構時間がかかる。 無事に認証されたので性能検査をクリスタルマーク2004R7でやってみた。 ![]() うーん、やっぱりCeleron900だとこんなもんかなぁ。 CPU換装しなくっちゃ。 Celeron900はPenlynでソケットはPGA478だからCORE2DUOかPentiumだなぁ。 ジャンク箱を探すとCORE2DUO P8400とP8600、そしてPentiumT4300が有った。 Celeron900とPentiumT4300はFSB800MHzでCORE2DUOの2つはFSB1066MHzだ。 Celeron900は1コアでPentiumとCORE2DUOは2コアだ。 Pentiumはキャッシュ1MBだがCORE2DUOは3MBだ。 もう迷う事無くCORE2DUO P8600だな。 但しFSBが800MHzから1066MHzになるので、メモリーも換えなくては。 元々のめもりーはPC-8500が2GBなのでPC-12800を6GBにしよう。 ![]() この機種は多分同じ製造ラインで多機種を製造する為だろう、CPUにアクセスしやすい構造。 この頃の機種は今のCPUとは違い、グラフィックの機能がチップセットに内蔵されている。 従ってヒートシンクはCPUだけでなくチップセットも冷やす構造になっている。 またFSBは上記のように多機種製造ラインに合わせて色々なCPUを扱う工場で製造するので、 CPUの種類に応じて周波数や電圧が自動で変わるようにBIOSが作られているはずである。 なので昔のように自分で調整する必要が無い。 CPU換装後の性能検査結果。 ![]() CPU関係の性能値ALUやFPUは2倍になっている。すごい! FSBが800MHzから1066MHzに上がった効果で、 MEMもメモリーの動作速度が上がり1.4倍になっている。 グラフィック関係も1.3倍くらいになっている。 この位上がれば、最新機種には全然かなわないけれど、安物のATOMなんかには勝てるな。 CPU換装も無事に終わったので安心してwindows10にアップグレードしてみた。 windows7からindows10へのアップグレードは本来は終わっているが、 正規のwindows7からは何とかアップグレードできる。 ![]() 何とかwindows10にもなり使えるようになったのだがWiFiが使えない。 デバイスマネージャーを見るとintelのN6205として認識されており「正常に動作」しているが、 設定で何度ONにしてもすぐにOFFになってしまう。 一所懸命に考えて調べていたら、他機種の取扱説明書を見ていた時に気がついた。 普通ノートパソコンにはWiFi用のスイッチがついているかBIOSでONにできるはずなのに、 このパソコンにはスイッチは無いし、BIOSには設定項目が無かったなぁ? そう、この機種は元々WiFiは無いのである。 前の持ち主も自分でWiFiを付けようとしたが手に入らなかったのだろう。 他機種では前面パネルのボリュームの右にスイッチが有るので、 この機種には穴さえも開いていないけどマザーボードにはスイッチが有るかもと思い、 また分解してみた。 ![]() おぉー!スイッチが有るじゃん!早速ONにして再度組み立てた。 WiFi使えるようになった。受信感度も良好! intelの手動診断ソフトで試してみた。 ![]() 上手くいった。 これで何とか使えるようになったので、 これは色々なOSやソフトをインストールして壊れても大丈夫なような実験専用機として使おう! まずは、androidSDKとパイソンをインストールしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 22, 2021 04:51:47 AM
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