ビサイド便り♪

エーコ　　シーちゃんに教えてもらったのは、ここねっ
モグ　　　す、凄い、楽しそうなトコロなんだクポ～～～ッ！

デブモーグリの形をしたゲートを
同じ様にお口ポカ～ンとさせながらくぐるエーコ達。
その手には、シーちゃんからプレゼントされたゴールドチケットが
しっかりと握られている。
受付にそのチケットを見せ、ゴールドソーサー内の施設へと入ると
中央広場の案内板を見ながら目的地を探し始める。

モグ　　　こんな広いトコロから、どうやって探すクポ？
エーコ　　ここには、館長ご自慢の『コレクション・ルーム』ってのが
　　　　　　あるらしいわっ
　　　　　　そこで待っていれば、会えるんじゃないかしら？

「闘技場」へと続く入り口を選択するエーコたち。
闘技場横に設置されているコレクション・ルームへと足を踏み入れると・・・

エーコ　　！！！

一番の目玉であった「キーストーン」は撤去され、現在そこには
燦然と黄金色に輝く・・・


アーロン像が飾られていた・・・。

モグ　　　凄いクポ～、かっこいいクポ～～～ッ。
エーコ　　そ、そうね、でも・・・（ドキドキ）・・・
モグ　　　・・・（ドキドキ）・・・
エーコ　　こ、この人、なんで、フンドシ姿なのかしら・・・
ディオ　　すいません、つい、私の趣味が入ってしまいまして。
エーコ　　！！！

驚いたエーコが振り向くと、
そこにはディオ館長が照れ隠しのポージングをしながら立っていた。

エーコ　　あなたが、ディオ館長？
ディオ　　いかにも！
　　　　　　ここ、ゴールドソーサーの経営者です。　←ムキムキポーズ
エーコ　　良かった！エーコ、あなたに会いに来たのっ！
ディオ　　ほほう、私のお客様でしたか。　

エーコが、ディオにお手製の名刺を手渡す。
そこには「エーコの恋愛相談室代表取締役・エーコ・キャリオル」と
記されていた。

ディオ　　凄いですね、その若さで社長さんとは！！
　　　　　　しかして、その社長さんが私に一体どんなご用でしょうか？
エーコ　　エーコはね、世界中の、
　　　　　　恋に悩める人達のアドバイザーを自認しているのよ。
　　　　　　でもそのエーコにも、わからないことがあって・・・。
ディオ　　ほほう？
エーコ　　例えば・・・この銅像が、
　　　　　　何故フンドシ姿なのか・・・とか・・・
モグ　　　つまり、バラ族の思考が理解できないってことなんだクポ。
ディオ　　・・・！な、なるほど、それで私のところへ・・・！
　　　　　　・・・このアーロン様は、
　　　　　　ここゴールドソーサーで伝説（*）を作った御方なのです。
　　　　　　私の闘技場の全ての景品を一日で手中に収められたのですよ。
　　　　　　（*）このお話も別途、存在したりしますw

アーロン像を愛しそうに撫でながら、ディオの目は潤んできた。
その当時の感動を永遠に・・・、
ということでここにアーロン像を建立したのだ。
自分の好みで発注した結果、
日本男児の象徴である八寸褌を締めた
素晴らしい肉体美のアーロン像が出来上がったのである。
・・・本人が、喜ぶかどうかは別だが・・・

ディオ　　しかし・・・うら若き乙女に
　　　　　　私なぞのお話をして良いものやらどうやら・・・。
エーコ　　エーコは、あらゆる悩みに応えられなきゃいけないのっ！
　　　　　　お願いだから、
　　　　　　バラ族の恋愛体験を教えてちょうだい～～～！

決心したディオ、エーコに自分のやおい話を聞かせることにした。
勉強熱心なエーコ、別段いやな顔せずにメモを取っていく。

エーコ　　う～～～～ん、複雑怪奇なのだわ～～～
　　　　　　でもとっても参考になりました！ありがとねっ！！
ディオ　　いえいえ、私の話で役に立つのでしたら・・・ところで。

なにやら時間を気にしだしたディオ館長、
声をひそめてエーコに忠告する。

ディオ　　残念ながら、本日はお日柄が良くない・・・
　　　　　　早々に帰られたほうが・・・。
エーコ　　えええーーー！？
　　　　　　お仕事終わったから、これから遊ぼうと思ったのにぃ～～！？
ディオ　　真に申し訳ない・・・しかし・・・本日は、
　　　　　　神羅カンパニーご一行様の慰安旅行がございまして。
モグ　　　悪徳グループなのクポ？
ディオ　　はい・・・私にとっては、上客なのですが。
　　　　　　一部、病気の方々が混ざっているので、
　　　　　　エーコ殿には悪影響かと・・・。　←お前が病人第一号だ！
エーコ　　大丈夫よっこんなに広い場所なんだから、
　　　　　　滅多な事で出会わないって
ディオ　　そうでしょうか・・・それならば、良いのですが・・・。

ディオ館長は、直筆サイン入りの「ディオのプロマイド」を
エーコたちにプレゼントしてくれた。
このプロマイドを受付に見せれば、なんでも無料で遊べるそうだ。
羨ましいぞ、レアアイテムだ！
ディオ館長とここで別れ、早速「ワンダースクェア」にある
ゲームセンターへと向かうエーコたち。
そこへ・・・

　　　　　『お嬢さん、迷子になっちゃったのかな？』

後ろから声を掛けられ、振り返るとそこには
タークスのツォンが立っていた。

ツォン　　（！！おおー、なんて、可愛いんだーー！）　←病人第二号
　　　　　　お兄さんが、楽しいトコロに案内してあげよう。
エーコ　　あなた、だ～れ？
ツォン　　私は、神羅カンパニー総務部調査課・・・。
　　　　　　少数精鋭がモットーであるタークスのリーダー、ツォンです！
モグ　　　（エーコ、自分で自分を褒めるのはエリート思考なのクポ・・・）
エーコ　　（でも、悪い人には見えないよ・・・）←ハンサムに、弱い
ツォン　　どうです、イベントスクェアで
　　　　　　美味しい焼きトウモロコシでも召し上がりませんか？

さすが真性ロリコンのツォン、
幼女にはまず食い物をちらつかせ安心感を得るというツボを心得ていた。
根っからの食いしん坊のエーコ＆モグ、
その誘惑に負け、まんまとツォンに引っ掛けられてしまう・・・。
危うし、エーコ！！
目の前にたこ焼きやらお好み焼きやらイカ焼きやらを並べられ、
目の色変えてがっついているエーコたち。

ツォン　　（う～ん、食べてる姿も、か、可愛い～～！）
　　　　　　エーコちゃん・・・。
エーコ　　な～に～？（ガツガツ・・・美味しい～）
ツォン　　パパとママとは、はぐれちゃったのかな？
エーコ　　エーコのパパとママなら、とっくに異界へ逝っちゃったわ
ツォン　　！！そ、それは、失礼・・・（くぅ～、薄幸の美少女か！？）
モグ　　　モグたちがついてるから、寂しくないクポ！
エーコ　　ね～～～っ
ツォン　　（むぅ～この小モーグリ、邪魔だな）ねぇ、エーコちゃん。
　　　　　　私とエーコちゃんだけの、約束の地を探してみないかい・・・？
エーコ　　・・・え・・・
　　　　　　（いやん、プロポーズされちゃったーーー）
モグ　　　！！あ、あんた、何言ってるクポ～～～！？
ツォン　　フッフッフッフッフ、持ってこそ希望、かなえてこそ夢。
　　　　　　私の夢こそ、
　　　　　　貴女のような人をお嫁さんにすることなのです！！
　　　　　　約束の地では、永遠なる幸せが約束されていると言われています。
　　　　　　・・・きっと、美味しいものがたくさんあるよ・・・（ボソッ）
　　　　　　　　　　　　　↑攻めどころを心得ている
エーコ　　ん～と、ん～～～と・・・。
モグ　　　（！！エーコ！！しっかりするクポ～！）
エーコ　　（！！ごめん、つい・・・）でもね、エーコね！
　　　　　１０年経ったら、『愛の究極召喚』をする約束してるの！
ツォン　　な、なんですと～～～！？　←なんとなく、意味は通じた
　　　　　既に、ライバルがいたとはっ・・・誰ですか、そやつは！？
モグ　　グアド＝サラムのリーダーであり、スピラを指導する
　　　　　シーモア老師（←病人第三号）であらせられるクポ！　　　　　　　　　　　
ツォン　　（！？な、なんか、負けてる！？）
　　　　　いや・・・しかし。エーコちゃんは、老け専なの？（老師＝爺と思い込んでる）
エーコ　　シーちゃんは、年寄りなんかじゃないよ
　　　　　　ギャランドゥがセックシーな触覚の生えたお兄さんなの
ツォン　　（な、なんじゃそりゃーーー！？）
　　　　　　じゃ、私も触覚植え込んでもらうからさ・・・。
　　　　　　私こそ、エーコちゃんにはふさわしいと思うよ！

宝条博士　ちょっと、待ったーーー！　←目の色変えてすっ飛んできた
ツォン　　！！！な、なんですか、博士！？
宝条　　　・・・この娘には、何かパワーを感じる・・・
　　　　　　わしの研究材料にならんか？　←病人第四号
？？？　　博士、そんな女の子より、
　　　　　　オレにも・・・ナンバーつけて下さい・・・。
宝条　　　ええーーーい、うるさ～～～い、この失敗作めがっ！！シッシ！
クラウド　博士、お願いですーーー、
　　　　　　ナンバーを・・・グゲゲッ・・・！　←病人第五号
スカーレット　キャハハ！　←病人第六号
コルネオ　今宵の僕のお嫁さんは、
　　　　　　　角の生えた可愛い君に決定ーーー！　←病人第七号
パルマー　お砂糖にハチミツたっぷり、
　　　　　　　ラードもテンコ盛りの紅茶をお願い☆うひょ！　←病人第八号
ハイデッカー　ガハハ！　←病人第九号
セフィロス　ライフストリームに溶けて私と一緒に
　　　　　　　リユニオンしてみないかね・・・？　←病人第十号

ホモ、真性ロリコン、マッドサイエンティスト、精神分裂症、
オツムの弱い幹部達・・・
病気じゃない人はいないのか、ＦＦ７！？


エーコ　　（・・・！！は、話には聞いてたけど・・・）
モグ　　　（ここまでヒドイとは思ってなかったクポ・・・こうなったら・・・）
　　　　　　テラホーミングを唱えるクポっ！
エーコ　　わかったわ！

召喚獣となった「マデリーン」、
ウオオオオーーーと雄叫びを挙げ、神羅一同を球体に閉じ込め
明後日の方向へ投げ飛ばす・・・。　

エーコ　　・・・・・・。
モグ　　　・・・・・・。
エーコ　　・・・仕方ないわね、今日はもう、お家に帰ろっか・・・。
モグ　　　・・・そうするクポ・・・また今度、ゆっくり遊びにくるクポ・・・。


チャンチャン　　　　お疲れマデリ～～ン！！≧▽≦（サエ作）