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2017年08月24日
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カテゴリ:陽明学
 
一 来書略。具足〔ぐそく〕のあ(合)わせめ(目)は、右を上にいたし候。
具足屋に尋ね候えば、古来仕来〔しきた〕り候えども、其の故を知らずと申し候。
 
 返書略。一たび戎衣〔じゅうい〕して天下大いに定まると、書経に見え候。
甲冑は戎狄〔じゅうてき〕の衣服にかたどれり。
南・西・北の人は、衣服左まえにして袖なし。
又戎は兵なり。戎衣はつわものの服という義にして候わんや。
兵服の初めは、戎服にかたどりて戎衣と名付〔なづ〕く。
是〔これ〕によりて戎字〔じゅうのじ〕をつわものとよませるたるにや。
ゑびすの服、つわものの服、両義の中〔うち〕、左まえと袖なきとにより候えば、
ゑびすの服の義、初めたるべく候や。
中国の人も甲冑したる体〔てい〕は戎狄の形に似候。
戎衣なるが故に右をうえにするにて有る可くと存じ候。
むかし、日本の鎧には、袖といいて別にかたに付け候。
是は、矢をふせがんため、たて(楯)に用いたるものに候。
近世は、鉄砲わたりて、袖のたて益うすく候故に、次第に用いず候。
異国の甲冑には本〔もと〕よりなきものに候なり。





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Last updated  2017年08月26日 07時14分35秒



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