鍼治療に新鎮痛物質が解明!
この頃、寒暖の差がある天候で、体調がもうひとつという方が多くなっています。ユーモラスな照る照るカエルに癒されて、この季節をのりきりましょう前のブログでも鍼の効果で、ツボ療法をした時にモルヒネによく似たエンドルフィンという物質が、痛みをとる効果があると書きました。ツボの刺激は免疫を高め健康増進に効果がある白血球を増加させます。ツボを指圧すると、モルヒネによく似たエンドルフィンという物質が自分の体内よりでてきて、痛みを止めると考えられています。ツボの最前線それに加えてアデノシンと呼ばれる鎮痛作用を持つ自然の化学物質の分泌が認められ、疼痛軽減に役立つ可能性がマウスを用いた新しい研究によって示されたそうです。米ニューヨーク州脊髄損傷プログラムと米国立衛生研究所(NIH)の支援を受けて実施された今回の研究で、同氏らは、足に不快感を有するマウスに30分の鍼治療を行った。その結果、鍼の挿入箇所周辺の組織ではアデノシン濃度は治療後に24倍になり、正常なアデノシン機能を有するマウスでは足の疼痛が3分の1に軽減した。鍼(はり)治療が自然の鎮痛化学物質を誘発(2010.6.7掲載)ヘルスデージャパン 抜粋 さするのは神経修復効果もあると最近発表されたことから、経験医学的な鍼灸マッサージの施術効果が、科学的に実証されてきつつあります西洋医学だけではなく、西洋医学に漢方や自然療法を取り入れた「統合医療」推進に向け、厚生労働省は2月11日にプロジェクトチーム(PT)を設置、効果や安全性の本格的分析を始めたと報道されていました。「統合医療」推進へチーム設置 効果や安全性を分析2010/02/11 15:19 【共同通信】統合医療は、中国医学やカイロプラクティック、アロマセラピー、心理療法、温泉療法など多岐にわたる「相補・代替医療」で構成。個別の症状に応じ治療法や薬を選ぶ患者中心の医療が期待され、薬剤コストが低く医療費抑制が見込めるのが利点に挙げられる。そういう国の取り組みもうけて、鍼灸マッサージ師も日々精進して、少しでも皆様の健康や介護の場でお役にたちたいと思っています