思えば遠くへ来た私

すぐりの実、桑の実、苔桃の実（ブルーベリー）

黒すぐりの実、木いちごの実。

これらの果物を一緒くたにして

フランス語で fruits rouges （赤いフルーツ）と言う。

今日義母の家に行く為に

ブルーベリーマフィンを焼こうと思い立って

昨日の午後、冷凍食品の店に行ってみたが

なんと冷凍ベルーベリーという物が無くて

でもその代わりに

赤い果物が一緒になった物の冷凍はあったので

それを買ってベルーベリーだけを拾って使うことにする。

が、

今朝ブルーベリーと黒すぐりの実が

とても似ている事に気がついて途方に暮れていたら

旦那が

「全部入れても美味しくできるよ」

と言ってくれたので

結局5つの赤いフルーツを全部入れて焼いてみた。

いつものように義母の家にお昼過ぎに着き

ピザやら何やら色々食べたあと

1時半頃昼食開始。

今日のメインは息子が大好きなニョッキで

イモ好きの娘もモリモリ食べて

つられた私も負けずに食べて

次のお肉料理がちょっとしか食べられなかったのが心残り。

その後腹ごなしに庭の苺を摘み

又息子と娘と一緒になってモリモリ食べる。

庭でひとしきり遊んで満足な娘は

テラスから見守る旦那や義父に

思い切り手を振って愛想を振りまいていた。



私が持って行ったマフィンは忘れられたのかな？

なんて不安になった頃

やっとお茶の時間になり

皆で和やかに試食タイム。



前に作ったバナナマフィンよりふわっと焼けていて

我ながら美味しいと一人でほくそ笑む。

仏人には砂糖控えめ過ぎたかな？

と思って訊いたけど

義母も旦那も美味しいと食べてくれた。

でも家に帰ってきて旦那が言うには

「果物の水分が多過ぎたから

　中が柔らか過ぎたんじゃない？」

ですと！！

柔らかく焼けてて美味しい

とは思わないらしいのにはこっちが驚いたね。

もうこんな奴にはマフィンは焼いてやらん！！

それは良いとして。

マフィンのあとになんとアイスクリームまで食べてしまったので

義母に近所を散歩しようと誘われて

二つ返事でついて行く事にする。

娘と息子は義母にもらった服を早速着て

大はしゃぎで駆け回ってました。





たまに田舎の道を歩くと

こんな所に住みたいなあ

とつくづく思うけど

町中に帰って来ると

やっぱり便利さには替えられないなあ

なんて事も思ってしまう。

どうせ当分は引っ越しなんて出来ないんだから

今の所は田舎の暮らしは

義母の家で満喫させてもらうだけにしておくのが

一番の得策に違いないんだろうな

と一人であれこれ考えた一日でした。