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カテゴリ:息子
夕べシャワーで息子を洗ってるとき
突然息子が言った。 「セシリアはもう友達じゃないんだ」 いつも何かあるとセシリアを連発する息子がこんな事を言うので 「なんで?」 と驚いて訊いてみると 「もう好きじゃないんだ」 なんて言う。 「どうして好きじゃないの?」 「意地悪だから」 「何かされたの?」 「たたかれた」 「なんで叩いたのかしら?」 「僕の事好きじゃないんだ」 「そうかな?」 「だってそう言ったもの」 「セシリアがもう好きじゃないって言ったの?」 「うん」 「で、あんたはどう答えたの?」 「腐ってる!!」 ・・・・・・。 息子が本当にそう答えたかは謎だが シャワーが終わってからも息子は落ち込みモードに入ってしまい 「友達なんていないんだ」 とか 「僕は幼稚園でひとりぼっち」 なんて言うので 母親である私もとても心配になってしまい 「彼女はいなくても男の子の友達ならいるでしょう?」 と言ってみたけど 「いないよ!!」 と“僕は可愛そう”モードから出て来ようとしない。 シャワーの前まではいつも通りだったのに 一体何が気に入らなかったんだか いつもの事ながら謎の多い息子だ。 それでもやっぱり自分の子供に 「幼稚園ではひとりぼっち」 なんて言われて心配しない親はいない。 今度幼稚園で先生に色々訊いてみなくちゃ と久々に夜中に思い悩んでしまった。 さて今日の午後。 昼寝から起きた息子を連れて買い物に行くと言ったら 旦那が自分のタバコも買って来てくれと言う。 イヤだったけど適当な理由が見つからないので行くはめに。 スーパーは目と鼻の先なのに 仕方なくちょっと先のタバコ屋まで歩いていると 後ろから息子を呼ぶ声がする。 見ると息子より一回り小さい黒人少年ルディが 彼のお母さんと一緒に歩いていた。 道で知り合いにあって興奮した息子 「ルディ!!」 ととても嬉しそうに駆け寄って行きこう言った。 「もう一時間も探してたんだよ!!」 ・・・大嘘である。 なんでこんな嘘がさらっと口から出て来るのか お母さんはとっても不思議。 でもそのルディと手をつないで道ではしゃいでいる所を見ると 夕べの不安がさあ~っと消えてくれた。 タバコ屋は近くだったので ルディとはすぐお別れだったけど その後も息子は上機嫌。 なのでまた息子に質問してみた。 「ルディは友達でしょ?」 「そうだよ」 「他にも友達っていたよね?なんて名前だっけ?」 「リアッドでしょ~、マチューでしょ~、ワリッドでしょ~」 いるんじゃん!! 昨日と全然モードが違う息子に あえてセシリアの事を訊いてみると 「セシリアは僕の友達だよ」 とあっさり。 「もう友達じゃないんじゃなかったの?」 「友達だよ、何言ってんの?」 ・・・何言ってんのって言いたいのはお母さんの方だよ。 このあとスーパーでも小さな女の子の即席友達を作って 他人の邪魔になるほどはしゃいだ息子。 そんな彼を見ていると やっぱり安心しないではいられない。 でも一体夕べのあの落ち込みモードは何だったんだろう? ・・・息子よ 自分の気分でお母さんの心をもてあそぶのは お願いだからもうやめてちょうだい!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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