思えば遠くへ来た私

今日はフランスでは母の日だ。

近郊の国ではもう母の日は終わってるし

日本でもとっくに過ぎ去ったけど

なぜかフランスでは今日なのだ。

そう言う訳で自分の為にコーヒーゼリーを作った。

でも実は夕べお客様があり

そのデザートに作ろうと思ってたのだけど

彼は甘い物が嫌いなようなので

そんな人にいくら苦みのあるコーヒーゼリーとはいえ

甘い物を出すのはやっぱりまずいかなと思い直し

食後のデザートは無難なスイカにしておいた。

でも一度作ろうと思ってしまったためか

なんと夢にまで見てしまい

結局今日が母の日だと言う理由をこじつけて

昼過ぎに娘が寝たスキに作ってみた。

さっき夕食のあとに旦那と一緒に食べたのだが

モカクリームが何とも美味しかった。

フランスではゼリーという物はほとんど売ってないので

旦那はコーヒーゼリーなんて食べたのはもちろん初めて。

でも気に入ったらしく

又作ってくれとお願いされた。

ところでたとえ母の日でも

うちの日曜日の過ごし方は変わらず

いつものように朝散歩で海沿いの公園へ。

最近息子が娘と手をつないで歩きたがるのが微笑ましい。



娘もたまに

私や旦那の手を振り切って

息子といっしょに楽しそうに歩いてるし。

母の日のプレゼントは一昨日の金曜日に

息子が幼稚園から持って帰って来た

ハート形の赤い箱の中に入っていたこれ。



ものすごいデッサンだが

一応人に見える所が成長を感じさせる。

一番左が私で

その隣が旦那。

その隣にうっすら描かれてるのが

どうやら息子らしい。

娘がいないのが気になるが

息子の事だからあまり意味は無いようだ。

こんな奇妙なデッサンでも

可愛い息子が描いたと思うと本当に嬉しい。

なのでちゃんと壁に飾ってあるのだが

数日立って息子が忘れた頃にはがそうと密かにもくろんでいる。

だっていつまでも貼っておけないし。

一応記念にとっておこうと思うけど

写真に撮ったから捨てても良いかな

なんて事も思っている。

こんな事書いて

本当に喜んでるのか疑われそうだが

息子のこの手の絵はためだすときりがないので

やっぱりいつか処分をしないとやってられない。

という事で

あと数日はこの絵を見て

母としての幸せをかみしめようと思う。