2024/09/01(日)00:08
【書籍感想】院内刑事
書籍の感想です。
今回は「院内刑事」です。
【中古】 院内刑事 講談社+α文庫/濱嘉之(著者)
元公安だった広瀬が病院のセキュリティアドバイザー
として活躍するお話です。
面白かったです。
政治の話とか難しいところもあるのですが、そこは
雰囲気だけで読み進めても問題なく、読ませる力が
すごいです。
あっという間に読み終えちゃいました。
広瀬は公安の情報マンとしてどのようにすれは
情報を集めることができるか熟知した情報の
スペシャリストです。
情報量もすごいですが、それを支える人脈も凄い。
元公安なので、警察関係に強いのは当然として
政治家の偉い人にパイプがあり、さらに財界とも
関係を築いています。
そして病院にヤクザが患者として運び込まれる
こともあり、その見舞客が迷惑な場合もあります。
そんな時にはヤクザの偉い方との関係を使って
黙らせることもあります。
まさに清濁併せ持つという感じですが、それを
悪いこと、私利私欲には使わないのが良い感じ
ですねー
現職大臣が毒を盛られたらしいということから
その調査をするという大きな流れがあり、
その間で院内で起こる問題にも対応していく様は
カコイイです。
広瀬の元後輩である彼は今後も活躍するんです
かね。こちらも楽しみです。