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2007.09.10
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カテゴリ:良質な生活

今日は、朝からお友達が栗を届けて頂きました。

昨日はご近所さんからお漬物を頂きました。

その前は、親戚の方から梨の実が届きました。

そうそう、himenosinさんからも、イチジクのジャムを届けて頂きました。大笑い

暑い暑いと思っていたけれど、今朝の気温は23度。朝から爽やかな風に恵まれ、秋の一日を満喫しています。葉

実りの秋と言われるだけあって、たくさんの方々から自然の恵みをたくさんお福分け頂き、幸せが更に倍増・・・・。大笑い

美味しい喜びを、心から楽しんでおります。

お届けくださった皆様、本当にありがとうございます。

そして、美味しい実りを美味しく頂くため、大好きな辰巳芳子さんの本をお台所に・・・・。

手塩にかけて、美味しい実りをお食事に変えて行く。

火と水と、時間と、手間隙。

頭を使って、惜しみなく手間をかけて・・・・・。

皆様から頂いた、優しい心を形に変えていく。手書きハート

優しい心とお台所にいると、私の心も丸く優しくなっていくようです。大笑い

『今の時代、お金さえあれば手に入らないものはない』と言うけれど、この心は買えません。

優しい心と共に過ごす時は、細胞の一つ一つすらも、美味しくて優しい薫に酔いしれております。大笑い

「あぁ、幸せ!」

そう心から思えるひとときです。

辰巳芳子さんの最新の書もまた、前書きに惹かれて買った一冊。

食卓を預かる身の心構えに、喝を入れられた気がしました。

『21世紀は慎みの時代』

表題の慎みについて、一考したいと望みます。

慎みの本来性は、心の内的態度のおのずからなる表出でありましょう。

それは、「分」をわきまえる、分際を知る、知ろうとするところに端を発するのではございませんでしょうか。

而して、「分」の根源は、あることはある、ないことはないとする、知性と魂の選択、決定であり、それを表現する、つまりそれを生きるには、相応しい情感と形の修練さへ求められるものであります。

恵與されているもの、欠如しているもの。掌中をゆるされるもの、ゆるされぬもの。これらの弁別は、清濁併せ呑むとは、まったく一線を画する態度と言えます。

真の「慎み」は、各個人の世界観による、内的心得とその態度が原点ではありますが、今あらゆる共同体、企業、そして国家、人類としての、地球的慎みを表現せねばならなくなりました。

各分野の大人達は己の「慾」の行方を、「分際」をわきまえ、分析せねばなりません。

私は、私共の分野から始めます。食は、地に足の付いた分野で、その気になれば、明日からでも行なえるはずですから。この分野で、手足を動かす習練をすれば、その呼吸、等しい呼吸で、他の分野に呼びかけが可能でありましょう。特に食の一次生産者と手を組む事は可能です。必要な可能性です。今世紀の確かな希望と安定の縁となるでしょう。

物事はいずれの分野においても、根源的に思索され、行なわれなければなりませんが、ことさら「食」においては、「人はなぜ食さなければならぬか」ということをできうれば科学的に考証、立証していただきたく望みます。

そこにおいて、把握されるところは、「いのちの仕組み」であります。呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれている、食べる事。この自明は、どこまで明らかにされておりますでしょうか。

すべての「いのちの仕組み」は、いのちがよりよく在るよう、生きてゆきやすく在るように、想像を絶する仕組みに違いありません。

食のいずれの分野に属する方々も、この自明から、心も、意も、力を離さずにいていただきたい。

すなわちこの命題に生きると、真の意味で人は何故生きるのかという根源に用意に至りつき、人間の分際も明らかになるのではないかと、考えられてなりません。

食の窓は、一見何気ない小窓に見えますが、広く深く、しかも明確、明瞭、歴然です。

この窓からさまざまな合図を送ることも可能です。国を動かし、地球環境を左右する事もできます。

今回の出版は、申し述べたような事を踏まえ、食まわりにおける慎みの方向の単なる一例でございます。

根源から離れぬ者は、簡潔に歩めます。幼児の如くならずは、神の国に入らざるべしとは、この事かと存じます。

(「慎みを食卓に」 辰巳芳子 著 より)

慎み・・・・真の心。ありのままのこころ。

私の心の内的態度を、とことん追求して行く事。

「私の分」を知り、知ろうとする事。

潔さを持つ、凛とした人の姿・・・・。

こういう心で、何事にもあたりたい。

さぁ、まずは食卓から・・・・。大笑い

命を真っ向からぶつけて、生きていく。手書きハート

静かに、静かに、淡々と燃え盛る炎を、そっと心に抱き続け、根源を求めて歩み続ける。四つ葉

 

 

 






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最終更新日  2007.09.10 12:27:11
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