初めの一歩

今日から４月。

1日というのは、やっぱり朝から気合の入り度合いが違います。

その上、新年度。

『新』という字の響きには、心を引き締める力があるのかもしれませんね。

さて、今月は芽出度くまぁちゃんの幼稚園入園式があります。

元々マイペースなまぁ姫も、いろんな方から『おめでとう』と言葉をかけて頂いて、どんどん緊張度合いが増してきております。

それにつられてこちらまで・・・・・。

さぁ、来週からの幼稚園、どう迎え撃つか！！いやいやどう馴染んで行くか！！！腕の見せ所でございます。

お友達曰く、まぁちゃんはこうしてるけど、すぐもう何十年もここに通ってますって感じになるって！・・・、佑啓は、持ち前の「ほんわかおっとり」でいれば大丈夫なんじゃない？とのこと。

そんなものか・・・と、先の事を心配するのは止めました。

さて、最近鉛筆を使うようになって、お友達が持つ鉛筆削りが欲しくてたまらないまぁちゃん。

文房具売り場を通るたび、羨望の眼差しを送っておりました・・・。

でもねぇ、鉛筆削り器って鉛筆削る以外使えないんだよねぇ。当たり前だけど・・・・。

まぁ、筆箱にはいるサイズの小さいものならいいかと、１００円ショップで買ったものの・・・・。

やっぱりあのくるくる回す鉛筆削り器の魅力には叶わないようです・・・。

うーん、どうする？

と、その時ふと思いだしたのが、子供の時母や祖母が小刀で鉛筆を削ってくれた事。

一本一本、丁寧に・・・・。

一日学校で使った鉛筆を、「よくお勉強したねぇ」「どんな事お勉強したの？」などなどお話しながら削ってくれていました。長じて自分で削るようになってからも、やっぱりあの時の幸せな思い出が蘇って嬉しかったっけ。

手を切ったりした事もあったけど、そのお陰で刃物の危険性と上手に扱う方法を身をもって覚えたんでした。

あの時、何だか幸せ時間が流れていたよね・・・・。

で、早速カッターナイフを取り出して、まぁちゃんの目の前で削って見せると・・・・。

目をキラキラさせて食い入るように私の手元を見つめています。

よし！食いつきはいいかも。

気を良くして、シャープペンシルを止めて鉛筆を使う事にして、せっせと何本か削りました。

『すごいねぇ。』と感嘆の声をあげる娘に、『鉛筆削りよりも楽しいでしょ？』と言うと、激しく頷いておりました。

『我が家の鉛筆達は、こうやって削ってあげようね。』

そう約束しながら、やっぱりカッターナイフよりは小刀が欲しいよね・・・との心の声。

で、早速小刀の調達に行きました。

手に入れたのは、老舗の刃物屋さんにおいてあった『肥後守』という小刀。

肥後守ナイフ ”剣聖 宮本武蔵” 黒鞘鎚目タイプ 大サイズ （刃渡り：75mm）

何だか守り刀みたいでいい感じ。

趣味の紙細工をするのにも、使い勝手がよさそうです。

宝箱に『守り刀』を忍ばせて・・・・。

いろいろな物に活躍してくれそう。

刀と同じなので、研ぎ直しができるのも経済的です。

暮らしの折々に、香りたつ道具達。

選んだ時の心が、その物達を通して映し出されるようです。

大切に使いましょう。