初めの一歩

自分の中に、しっかりとした哲学を持ちたい。

近年とみにそう思うようになり、少しずつ自分なりにこれと思う物を見つけては、読み進めております。

最近読んでいるのは、老荘思想。

老子・荘子の言葉100選

その中でもちょっと気に入っている言葉が、この『牝は常に静をもって、牡に勝つ』というものです。

女性は男性に優しく勝つ・・・・。

つまり『静かで争わない人が、一番大きい』という意味なのだそうです。

訳を見て見ると・・・。

「女性は、いつでも、静かで争わないことによって、さわがしく争ってばかりいる男性に勝っている。

女性が、さわがしく争ってばかりいたら、男性には勝てない。戦いの中では、女性は男性には勝てない。が、平和の中では、女性は、男性よりも、よっぽど強い。

『長生久視の道なり（老子59章）』

長生きをするには、ものごとを、瞬間的に判断するのではなく、長い目で、ゆっくりと先々の事まで考えて、広く大きい心で、寛大に判断していく能力が大切である。

種を見て、根の生えていないことを心配してはいけない。根が生えたのに、芽が出ないことを心配してはいけない。芽が出ているのに花が咲いていないことを心配してはいけない。花が咲いているのに、実がならないことを心配してはいけない。

『久視』とは、広い目でものを見つめ、いつかは実のなることを確信して、自然の成長にまかせてけっして焦らない。」

（「老子・荘子の言葉百選」境野　勝悟著より）

自分自身を久視して、しっかり育てて戦いに勝つ。

いつも涼やかな笑顔で平和の中で勝負できるように、まだまだ精進ですなぁ。

暮らしが即ち修行である・・・・・。

そう思ったら、平和ぼけしている暇はありません。

平和は自らの手で作り出すもの。

自らの創意工夫で、一つ一つ積み上げていくもの。

ほーら、毎日やることがたーーーくさんっ！

でもね・・・・、この一つ一つは夢実現に向かっての修行だと思うと、例え塵一つ拾うことにも心が入るというもの。

しぐさ一つが、一挙手一投足が、言葉が、身の回りの品々が、時間が、空間が・・・・、いずれ全て私を表す物になっていく。

そのためには、一つ一つに魂を込めないとね。

魂を込めて何事にも取り組んでみる。

しばらくは是に心を注ぐことに決めました。

今からしばらく真剣に取り組んだら、一生の武器になってくれるはずです。

静かに争わずに、勝つために・・・・。

何だかちょっと悪巧み。

さぁ！お天気も良いし、『もうひとふんばりお気張りやす』です。

あなたは何を武器に戦いますか？