2月
2月は寒いし 受験シーズンだし 重苦しい空気で節分とバレンタイン以外では嫌われ月だと思います嫌われないまでもお正月と正統派の春・3月の間に挟まれて なんとも中途半端で 過ぎ去るのをひたすら待たれているようなでも ワタシは 生まれ月のせいか 2月が この寒さでさえもきらいではありませんことしはなぜか そんな寒さの中にさえ「春めいた」かそかなものを感じる瞬間がおおくてああ 2月が春のはじまりの月だというのは ほんとうなんだなあ と妙にうれしく思ったりしていますそしてきのう ワタシは またひとつ年を取り(いま知りましたが、ここからほど近い上賀茂神社では、 まさにきのうが春の訪れの日ということで 小松を引き抜いて献じる燃灯祭という儀式があるらしいです)もはやあまりうれしいことではありませんが 健康でながらえたことはうれしく感謝しなければならないことですそうしてけさ はやくこの楽天ブログで知り合ったおともだち ELちゃん (ちょっと閲覧注意です…)の たいせつな家族ネコ・ミーたんが 虹の橋を渡ってしまいました…まだワタシも 整理できない気持ちのままあっという間に過ぎたこの8年という歳月のあれこれを 思い出していますそれは ウチのミトンさんの成長とも重なる歳月ですミトンさんのおかげで ワタシの世界はひろがり ブログもぐっとふかまりいろいろなつながりができたのですELちゃんやミーたんとの出会いも…最初、偶然流れてきたネコさんの画像があまりにかわいくてワタシが一目ぼれして コメントしたのだったと記憶していますざんねんながら その写真は削除されてしまったようですがこれが 出会ったころのミーたん ですネコのことをはじめ とりとめもないやりとりをつづけるうち お互いのことが少しずつ垣間見えELちゃんが 年若いのに じつはワタシなんかよりずっと苦労人であることがわかってきたのですそれでもELちゃんはまえむきで 身体が弱いのにものすごくがんばりやさんでいろんなことを正面から受け止めて生きているなあと日記の端々に読み取れましたミーたんはそんなELちゃんに ずっとずっと ただ寄り添っていました二人三脚のようなふたりのせいかつかなしいことに ニンゲンよりずっと短命なわんにゃんと暮らすワタシタチにはいずれかならず こういう日がやってきてしまいますワタシタチは「その日」のことをなるべく考えないようにして過ごしていますだけどその日は来てしまいました病気になったミーたんはじつに3か月も 壮絶な闘病を耐え抜きELちゃんはずっとそれに向き合ってここでもふたりは二人三脚でしたさいごあたりのミーたんの写真は ほんとうに痛々しくて見ているのもつらいですでも、ELちゃんはじっさいのミーたんにずっと付き添って看病していたのですいのちは 生き切ったいのちは なんて美しいんだろう ワタシは ふたりにそう教えられました世の中には こいぬやこねこじゃなくなったから 年を取ったから 病気になったから と安直に それまで一緒に暮らしていたわんにゃんを 捨て去る人も少なくありませんワタシは そういう人たちに このふたりの生きざまを見せつけてやりたいと思いますさいごまで添い遂げるということ愛しぬくということみごとでしたとはいえ感受性むき出しで 正直にまともに生きているELちゃんが心配ですでも その芯の強さと 周りの人たちの愛情そして「時薬(ときぐすり)」の効能を信じますいつか 痛々しいミーたんよりも あいらしくて元気だったミーたんを思い出せるようになる日をだって もう ミーたんは苦しまなくてもいいし魂だけの姿になって ずっとずっと ELちゃんに寄り添い続けているでしょうからミーたんよくがんばったねえおつかれさまでしたありがとういつかまた どこかで