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カテゴリ:ボタニカル・ダイアリー
晴れた日は、庭で過ごすのが好きだ。
一番はじめにスモーカーの火を熾して、草取りをしたり、花を集めたり、苗を植えたりしながら、熾き火になるのを待つ。 待つというのは、「一番最初に咲くのはどのバラだろう?」とか「このトレリスは直さなきゃ」とか「そうそう、挿し木もしなきゃ」とか思いながら庭をウロウロする事を指す。 スモーカーに熾きが出来たところでスモークを開始。 と言ったって、なあに、草取りした雑草をテキトーに乗せていくだけなのだがね。 ちなみに、雑草の中にはオレガノやミントも含まれているので、「ハーブ風味のスモーク」という事になる。文字にするとなんだかカッコイイ(笑) スモークウッドを使えばもっと簡単だ。 温度が高くならないから段ボール箱でも出来るくらいだ。 耐熱性のある容器にスモークウッドをいれ、それが入るくらいの段ボールを被せるれば、それでもうOK!! 背の高い段ボールが良い。 では、庭に戻ろう。 お腹がすけば、家の中でランチにする。 気が向いたら、隣接する森のあちこちから蔓を集めて来てバスケットを作るのも楽しい。 座るのに飽きたら、庭を歩く。 森も歩く。 自生種の皆さんにご挨拶をする。 コーヒーをいただく。 時々、思い出したようにチーズや魚をひっくり返す。 再びバスケットを編む。 そんな風に一日が暮れていく。 ガーデナーの多くがそうであるように、私は私の庭が大好きで、おそらくエゲレスのキューガーデンよりも、ここにいるのが一番落ち着くのである。 夕方 空の下で 身一点に感じられれば 万事に於いて 文句はないのだ― 私もそう思うよ、中也くん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月11日 09時26分58秒
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