おねぇのひとりごと

たくさんの感情が押し寄せて

ピアノの音色とメロディーが私の心に感情の渦を巻き起こす

あふれだす涙をとめることができない

毎日の息苦しさの中で、押し込んできた心の奥底にある感情たち

美しくも悲しくもあるその音色で、次々と目覚めていく

・・・我慢、してたんだ。こんなに苦しいのに。

心は弱音を吐くことを知らず、

ただただひたすらに、前へ前へ。

息苦しさの中、踏み出していた足さえも

今はもう、止まってしまいそう。

なんとかできると信じて動いていた心も

何も感じることができなくなったのか。

心は色を失っていく日々。

動かない心は、ついに体と切り離される。

時は流れ

いつしか体はただのポンコツロボットになり、

涙さえ流れなくなる。

あのキラキラした心はどこへ。

あのまぶしいほどの輝きを放っていた感情はどこへ。。。

あふれだす涙で気づいた。

まだ、心は生きている。

心はその音色に動かされている。

だから、大丈夫。まだ大丈夫。生きていける。

その音色が「生きている」とそっとささやく。

力強い音色に解放された感情たちが

明日につながる道を切り拓く。

あふれた涙が明日へ連れていく。

音の嵐の中で、思いっきり。そう思いっきり揺さぶられたい。

感情を揺さぶられたい。

生きているって感じたい。

ここにいるって叫びたい。

あの頃の激しくも高ぶる幸せな感情を。

音の海におぼれていたい。

そこから光を見つけられる。

いや。きっと見つける。