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カテゴリ:酒のみ日記
Q嬢が時間調整にちょくちょく使うBARのマスターが、最近、素行不良らしい。
素行不良というよりは、お店としてのホスピタリティーに欠けるようだ。 どうやらQ嬢は、ひとりで立寄った時、客が自分ひとりだと、間が持たないので、 マスターにも「一杯どうぞ」とやったらしいのだ。 自分が飲んでいるグラスワインと同じモノをマスターはいただく。 客は来ない。 30分程の滞留時間だったそうだが、 マスターは、Q嬢よりも早くグラスワインを飲み干してしまい、 しかも、Q嬢が勧めてもいないのに、「いただきます」と言って ボトルからもう一杯、自分のグラスにワインを注いで飲んだと言う。 Q嬢は、あっけにとられたそうな。 ボトルで注文しているわけではないのに、なぜかボトルで注文しているかの ような状況に勝手になっていたのである。 しかも当然のように飲まれてしまった。 Q嬢「アレが全部お会計に乗ってると思うとちょっと腹立つ!」 とやりきれなそうでした。 決して安い店ではないからね…。 このマスター、以前私が行った時にも、勝手なことをしたので、 私も根にもっていることがある。 一緒にカウンターにいた、初めて会った人と話がはずんだので、 私のボトルからバーボンを、一杯ごちそうした。 そうしたら、マスターは、私が注文したつまみも、その人にまで箸を出して、 勝手に一緒にしてしまった。 そのお客とマスターは仲良しらしいが。 そいつも全然遠慮しないんだよね~。オッサンのくせに。 その日私は、年下の女性を連れていたので、この彼女には奢ろうと思っていたのだ。 二人で飲むのに、ワインをボトルで注文したら、 なぜか、その初対面の客にも、当然のようにグラスを出した。 その前にひとことあってしかるべきである。 ていうか、私が言わない限り、そういう行為はすべきではない。 マスターは自分がワインが好きなので、当然のように 「ボクも一杯もらっていい?」とは聞いて飲んだが、 こちらが話に夢中になっている間に、ボトルの残りを自分も含めて みんなのグラスに注いでしまった。 気を利かせているつもりなのか? 結局その日、ボトルで注文したはずなのに、ワイン1杯しか飲めなかった私。 なんか、腑に落ちない、と思っていたのだ。 会計は、フランス料理、フルコースで食えそうな金額だったし。 ちっきしょぉ~ぉ~~~! というわけで、なんでそうなるの?と欽ちゃんしてみたり。 マスターの素行は、分析すると、アレだ、ホステスの行動に近い。 「私もいただいちゃお~かな~♪」というのも、綺麗なオネーチャンならサマになる。 で、スケベオヤジが鼻の下を伸ばしながら 「おぉ、好きなモン飲みなさい」なんて言うアレだ。 つまり私もQ嬢も、オヤジにされてしまっていたのだ。 マスターの方が見た目はかなり小キタナイおやじのくせに。 オヤジ扱いされた私とQ嬢は、 「アタシ達って、ヲンナとしてのレベルが下がったのかしら…」と なかば真剣に語り合った。 いくらカッコ良く飲み歩いているからといっても、我々ヲンナは、 キリキリ働いたお金を使って、ギリギリで遊んでいるのであって、 金満オヤジのように扱われ、集られると、ダメージが大きいのである。 マスターには、もっと金持男性客の懐から金を叩き出させるような手腕が欲しいものである。 考えてみれば、マスターも歳だ。彼がホステス化してしまったのは、 「オトコ」をやり続ける事に疲れたからかもしれない。 女はオバサンになった時点で、ヲンナをリタイアした感があるが、 オトコはオジサンになっても、 ず~っとオトコでありつづけなければならないサガをしょってる気がする。 北島三郎/昭和の名曲集(5) 我々、女性としては、オトコには死ぬまでオトコらしくいて欲しい。 単に性別の問題ではなくて「男気」を忘れないで欲しいと思うのだ。 我々が身銭を切って飲みに行くのだって、 どこかヲンナとしての生き方を確かめるため、って意義があったりもするんだ。 そこで出会うオトコにはせめて「男気」を感じたい。 オトコをやめたい男は、家から出ないでください。 家で飲んでてください。 私もヲンナをリタイアしたら、家で飲みます。 で、マスター、どうしてくれようかな。 いっそオカマになってくれれば、話は早いんだが…。 オカマ・BARもたまにはいいもんだ。ハハハ。 ちなみに、オカマ・BARは、そもそも高くつくので、滅多に行きません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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