妊婦たらいまわし事件がたくさんあるということが、
世の中に認知されはじめたようだ。

妊婦って、とても弱い立場。
妊娠して会社をやめる女子も多いし、産休というものをいただかないと、
安全には出産できないわけだから、会社からそういうおめこぼしを
いただかないといけない。権利だ！と言ってもむなしい。
結局、周囲から理解と協力を得ない限りは円満にはいかないものだ。

たらいまわしにも理由があって、
そもそも主治医とかかかりつけの病院を持っていないということが、
医療関係者の目から見れば非常識の領域なわけだ。
突然見ず知らずの患者を持ち込まれても～ってことらしい。
でもさ、じゃぁ交通事故の患者なんかはどうなのよ。
何の前情報もないじゃない？
その救急患者、既往症があるかもしれないし、エイズ持ってるかもしれないし、
でも、たらい回して死なせるか？

…死なせてるのかも。

妊婦をたらい回すんだから、交通事故の患者をたらい回すこともあるのでは？
そんなことを思ってしまうよ。
でも妊婦なら、出産って病気じゃないから、ｓれに失敗したら
医者としてはペナルティを負うけど、
交通事故だったら、手を尽くしてもダメってこともある。
失敗して責められる度合いが違うよね。
そういう意味で、責められる可能性の高い妊婦を避けるのかも？

話は変わるが、私は妊娠したくない。
妊婦という弱い立場になることが、自分として考えられない。
よほど信頼の置ける旦那がいるとか、経済的に全く心配がない、
という状況があったとしても、妊娠することにためらいはある。
まぁ、もう40だから、当たり前だが、この感覚は２０代からあった。

難産だった場合、周囲に母体と子供の優先順位を任せることになるし、
自分の命をかけるだけの価値をしっかり確認できない限りは
妊娠なんて絶対したくない！と思っていたし、今も思っている。

「考えすぎだ」とたしなめる友人もいるが、
ニュースを見て、やっぱり妊娠とかしなくてよかった、とつくづく思う。
妊娠がどれだけのリスクを身体に与えるか、
世の中はあまり認識していないような気がする。


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でも、子供はかわいいな。
おもしろいし。