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テーマ:芸能ニュース(18831)
カテゴリ:人間観察日記
小島よしおの「そんなの関係ねぇ~」とか、
ヘンな身体の揺らし方をして「ウェ~」と迫ってくる感じとか、 どうしてここまでウケたのか考えてみた。 おそらく小島よしおの芸は プロレタリアート的な文脈の中から出現したのではないか? という結論に歯を磨きながら、到った。 「プロレタリアート」今となっては、やや死語であるが、 実際のところプロレタリアート的な悲壮感が 社会を覆い始めていることは間違いない。 今日のテレビでは、新手の詐欺を働く業者を追い掛け回して、 無理やりインタビューしていた。詐欺をやっている方も 「違法だということはわかっているけど、 こんな仕事でもけっこう割りにあわないんだよね」的な悲哀を訴える。 生活するために職業を選ばなかった、ということか。 「違法だよ、でも、そんなの関係ねー!」ってことみたいだ。 違法モノが横行しているこの世の中。 「賞味期限?そんなの関係ねー!」とか。 まともにやってられるか、とキレかかっている まともにやっている人たちにとって 「でもそんなの関係ねー!」というセリフは、 言いたくて言いたくてたまらなかった一言だったのかもしれない。 それがギャグとして登場して、いくらでも言って良いという 免罪符を手に入れたんだから、大喜びで使うわけだ。 小島よしおは、わかってるのか、わかっていないのか、 ほとんど裸の捨て身をさらして芸に臨んでいる。 経費かからなくて、貧乏臭いと言えば貧乏臭い。 でもそこが、また良かったのだ。 オノレのエネルギーだけが売り物です!的な切なさが人々の胸を打つ。 「ウェ~」なんて、知能がおかしい人間にも 主張したいことは山ほどあるんだ!的なパワーを感じる。 言葉にできない何かを「ウェ~」で表現している。 しかも裸で迫ってくる。弱きものの主張を感じさせる。 ちょっと前に活躍した「ゲッツ!」の人は、ジャケットを着ていた。 そして売れてきたら高いジャケットを買ったりしていた。 こういう行動がが実は視聴者の共感を失う第一歩なのだろうな、おそらく。 最近めっきり見ないよね。 今日のテレビで言っていたが、小島よしおに服を着せよう という動きがあるらしい。 そろそろ寒いしな…、でも簡単に服を着てほしくない。 裸であるからこそ、プロレタリアート的な共感を呼ぶのだ! 服着ちゃだめだ。 あの筋骨隆々っぷりも、ムダに才能をもてあます現代の若者っぽくて いい味を出していると思う。そこにも共感が生まれているのだ。 小島よしおが活躍していることに、おそらく江頭2:50は、 同じ裸系としてジェラシーを感じていることだろう。 江頭は、危険すぎるキャラなので あまりテレビに出してもらえていないみたいだが、意外と人気は根強い。 芸の方針をむやみに変えないからだろうと思う。 小島よしおが服を着てしまうと、おそらく彼は江頭を越えられない。 まぁ、お笑いじゃなくて、別の道に行くなら、そんなの関係ねー、のだが。 まぁ、余計なお世話だよね。 話はもどるが、そんなわけで「そんなの関係ねー」は、 労働者階級のものといえる。 経済的に潤っている人が使うと、失笑を買うギャグなのである。 醜の美学 ホームレス中学生 こういう本が売れる時代って…。 どんだけ大変な人たちがいるんだ…。 「どんだけ~」 ■送料120円■初回盤■IKKO CD+DVD【どんだけ~!の法則】07/12/5発売 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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