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カテゴリ:大きなつぶやき
「それでもボクはやってない」
テレビで放送していたので見ました。 http://www.soreboku.jp/index.html 人が人を裁くというの難しさを 感じることができるなかなか生々しい映画だったと思います。 あたしは看護学部を卒業したんですが、 医療&理系の大学であるにもかかわらず、 北里大学は教養科目の授業は文系のものが比較的充実していました。 元々はあたしは文系の人間なので、 教養科目は文系のものを多く取り「法学」を履修しました。 教養のゼミも「法学ゼミ」を取ったんです。 それで、大講堂で大勢の生徒の前で 模擬裁判と言うのをやったことがあります。 実際にあった事件の裁判の調書や裁判の記録を元に、 自分たちでその時の状況を想像し、 検察・弁護・裁判官・被告人・参考人と役割分担して 演じるというものです。 弁護士の先生が実際に 弁護(被告人&参考人)グループ検察グループ・裁判官グループに それぞれ1名ずつついて下さり、ばっちり指導も入れていただきました。 なんとも贅沢なゼミです! 台本はありません。 調書から得た情報を元に、自分の立場を踏まえて 真剣に壇上で争うという模擬裁判です。 本当に起こった事件を元に演じるので、 中途半端ないい加減な気持ちで演じたら 実際の被告人や被害者の方に失礼にあたります。 だから、かなり真剣に何日も泊まり込んだりして準備をしました。 その実際の事件と言うのは、 脳梗塞で右麻痺&失語症という後遺症を負った夫が その苦しみから逃れたくなり、自分を殺してほしいと妻に嘱託し、 妻がそれを聞きいれて実際に夫を殺してしまったというもの。 「それでもボクはやってない」は車内の痴漢という容疑ですが、 模擬裁判は嘱託殺人という、更に重い内容の裁判でした。 調書はすご~い分厚くて、裁判の書類がいかに多いかや 手続きが沢山あるか?参考人の証言がいかに重要か?など なかなか勉強になりました。 実際に、裁判所の法廷に裁判の傍聴に行ったこともあります。 当時はまだ介護保険も始まっていなかったし、 介護殺人と言われる事件の先駆けだったのです。 この問題を語ると長くなるので、それはさておき…。 裁判員制度が始まりますので、皆さん他人事じゃなくなるんですよ~。 人が人を裁くことを身近に感じるとっても良い機会です!! 是非、皆さんも白羽の矢が当たったら、 参加してみて下さいね~。 「それでもボクはやってない」の他にも 「12人の怒れる男」「12人の優しい日本人」(←三谷監督のパロディ) などもオススメで~す♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 2, 2008 12:29:32 AM
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