■ビオチンとは
ビオチンは、水溶性のビタミンでビタミンB群に属します。かってはビタミンHと呼ばれた時もありましたが、現在はビタミンB群の仲間に入れられています。パントテン酸と共に酵素を作り、脂肪酸やコレステロールの代謝をしながらエネルギーを作り出す働きをしてます。
ビオチンは、多くの食品に含まれていること、また腸内細菌によっても合成されるので、通常の食生活で不足することはないと言われていますが、ビオチンが不足すると食欲不振、皮膚炎、筋肉痛、結膜炎、脱毛、白髪などの症状が現れます。
ビオチンの効果・効能
ビオチンは、糖質・脂質、たんぱく質の代謝に、脂肪酸やアミノ酸の代謝に深くかかわり、エネルギーをつくりだす役割や細胞の成長やDNAの合成を助け、血糖値の維持、毛髪・皮膚の健康維持、貧血予防にも重要は働きをしています。
ビオチンはもともと皮膚炎を治療する実験から発見されたものなので、以前から皮膚病の治療に効果があるといわれてきました。最近はアトピー性皮膚炎の治療などに注目されています。アレルゲンが体内に侵入すると、ヒスタミンと呼ばれる化学物質が放出され、このヒスタミンが皮膚の炎症を引き起こしてしまいます。ビオチンはこのヒスタミンのもととなる物質を体外へと排出して、アトピー性皮膚炎の原因を減らす働きをします。
ビオチンを多く含む食品
レバー、卵、いわし、大豆、とうもろこし、落花生、たまねぎ、カリフラワーなどに多く含まれる。
ビオチンの1日の目安量
成人男子:50μg 成人女子:50μg
過剰摂取は報告されていませんが、。生の卵白に含まれるアビジンというたんぱく質は、胃の中でビオチンと結合してしまい、ビオチンの吸収が妨げられるといった弊害があります。
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