年率200%の株式投資ブログ

2008/06/19(木)14:15

感情と投資のリスクマネジメント

投資で損をしてしまうのはなぜでしょうか? 「決まってるじゃないか!買値よりも安く売るからだよ」 ふーん。では、どうして買い値よりも安く“売る”という 行動に出てしまうのでしょうか? おかしな話ではないですか? だって、高く売れると思って買ったのでしょうから。 「・・・・」 それは、自分の買い値の正しさについて、“確信”が ないからです。 買い値の正しさに“確信”のない投資家は、 いつも不安にさいなまれて憂鬱です。 毎日、Yahoo!Financeを見ながら一喜一憂します。 そして、自分も持ち株が、暴落すれば、 狼狽してあわてて安値で売り払ってしまいます。 そのときの投資家心理はおおよそこんな感じです。 「げっ、なんで下がったんだ! きっと自分の知らないところで何か悪材料が出たのだろう。 早く売らないと、このままだと さらに下がってしまうぞ。えーい、売ってしまおう」 この感情には立派に根拠があります。 それは、“市場の慣性”というものです。 つまり、上がり始めたものは、“さらに”上がる。 下がり始めたものは、“さらに”下がる。 と考えているわけです。 チャートを見て売買する チャーティストもこの根拠で投資をしています。 しかし、ここに疑問があります。 1、そもそも市場に“慣性”はあるのか? 2、その慣性はどこまでつづくのか? というものです。 実は、この市場の“慣性”は、 「慣性があると思っている人達」の感情に よって作られている、というややこしい事情があります。 そのため、慣性が続くと考えている人の感情の 量と質によって慣性がいつまで続くかが決まります。 ?????? 要するに、すべてが“曖昧”なのです。 なぜなら、根拠が“感情”を根拠としているからです。 しかし「すべての感情は、通り過ぎる」のです。 感情とは、決して普遍性を持ち得ない、か弱い「根拠」 なのです。ましてや大衆感情ですから・・・ チャーティストが、短期に売買を繰り返すのは、 それが最も効率的なやり方だからでなく、根拠が弱いから 早く売って、利益を“確定”したいためです。 では、投資家が、相場の状況や他人の意見、 自分自身の感情に操られない最善の方法は 何でしょうか? 簡単です。 買い値に、必ずいつかは上がるという“確信” を持つことです。 では、どうすれば“確信”が持てるのでしょうか? 上がる確信とは、以下の二つの根拠のいずれかは 必ず満たすものです。 すなわち、 「必ず人気が出る」という確信 「今の株価は割安である」という確信 です。(注:二つの根拠については、前日の日記参照) 私は、占い師ではないので、 「必ず人気が出る」という確信をもつことは 到底できません。 したがって、 「割安かどうか」という“事実”を 確かめるだけです。 “事実”とは強い根拠です。(当たり前ですが) そして私は、この“事実”を知るための言語である 財務を学ぶことを、高校生からOL/ビジネスマン、 お年寄りまですべての人に勧めています。 “事実”に基づいて投資をすることで ギャンブルから運用へと、投資はその位置付けを 変えることになります。 大事なことは、“事実”に基づいた正しい投資、 投資の原理・原則と財務の基礎スキル を学ぶことで、他人の意見や自分の感情に振り回されず、 常に冷静・妥当な判断ができるようになります。 すると、考え方がおのずと変わってきます。 “確信”をもつ投資家の買値よりも下がったときの心理は 以下のようなものです。 「ラッキー。もっと安く買えるぞ。さっそく、買い増ししよう」 つまり、“確信”をもつ投資家にとっては、 「上がってラッキー、下がってラッキー」なわけですね。 いかがでしょうか? 感情マネジメントの第一歩が、割安という“事実”を 確認することだということがおわかりいただけましたか? 今日もありがとうございました。 企業価値の分析ができる次世代ツール バリューマトリクスはこちら さて、このコラムはお役に立ちましたか? もしよろしければ、ランキングに一票 頂けると嬉しいです。 ↓ こちらです ドラゴン戦略的財務集団の 特報メールマガジンはこちらになります。 ご購読を希望の方はどうぞ ↓ 日常、大規模買収をお仕事とする企業再生プロ集団が、 お子様からOL、ビジネスマンからお年寄りまで、 みんな利回り40%を実現させるべく、立ち上がった。 毎週、そのシンプルな投資術を特別披露!

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