水景園〈京都府立関西文化学術研究都市記念公園〉(京都・相楽郡)
真っ赤に紅葉したモミジは好きだけど、秋の京都はモミジより観光客の方が多いのが難点。というわけで、スッキスキの割にはとても美しい回遊式日本庭園がある「水景園(Suikei-en)」にやって来ました。1995年開園の京都府立公園で、京都府の端っこ「京都府相楽郡精華町」にあります。こ~~~んな奈良県との県境でも、平安遷都1200年記念の事業の一環だそうです。無料開放された「京都府立関西文化学術研究都市記念公園」通称「けいはんな記念公園」の一角・この「水景園」だけが、有料となります。小さな滝が流れ落ちる水景棚。飛び石を伝って、向こう岸まで行けます。あの枠組みのような建築物は、観月楼。奥に休憩所や展望所、研修室などがある。足元を見ると、鯉がたくさん泳いでました。そうそう、ビジターセンターの入り口に鯉の餌も売っていました。素敵に色づいてます。水面にモミジがなだれ落ちるよう。不思議な柱がたくさん立ってますが、視線を上げれば観月橋という橋なんです。入口と観月楼を繋いでいます。この橋からの眺めも絶景です。橋の向こう側の水景棚がよく見えるよね。枠組みみたいで面白い。橋の反対側に目を向けると、紅葉谷と呼ばれる庭。コンパクトにまとまっていて散策できます。紅葉が真っ赤に色づくにはちょっと早かったのか、ほとんど人がいない。最近、紅葉の最盛期って12月だもんね。 次に広がるのが、岡山県産の御影石の巨石群。ほら、橋になっているでしょ?水面から10mの高さにある歩廊橋。全長123mあります。対象物が無いのでわかりにくいが、6~7mある石が縦方向にずらーっと並んでいる。500個近くあるそうだ。観月橋の内部構造。たいへんクリア。世の中、こんな風に見通しが良かったらいいのにね。さて、ここからが観月橋の上からの景色です。東側には、紅葉谷。西側には、水景棚。もともと、ここには永谷池があり、その池と周辺の里山を残して造られた公園です。 この時期に桜が咲いている。 (2017年11月下旬現在)