写真は布置撮影(白い龍神の雲を撮影した、自然の写真。色があかるくて見えにくい)
写真は布置撮影(同じ瞬間に出ていた、白い龍神の雲を撮影した自然の写真を、暗く鮮明にしたもの)
『複雑怪奇で重量感のある、沈黙とは金属の軍隊の行進だ』
複雑怪奇で重量感のある、沈黙とは金属の軍隊の行進だ
人類は風の通路を探しているが、奴らは群の中で揉まれ
声の隙間を互いに奪い、密集し、荒れ狂っているようだ
それは誰の人間らしさか、何故、闇雲に集結したがるか
(軍隊はもう、個人には太刀打ち出来ないのさ、しかし)
この意見へと向かう批判はなく、絶えず怨念だけがある
一体誰が何を想う力だとして、無暗に集結したがるのか
(法廷はもう、陽の下では反論も出来ないのさ、しかし)
主張する気がないのであれば、主張する人も居ないから
我らの詩のため、大軍は下げて叢雲でも見たらどうかな
隊員が使う痛々しい劇画付きの戦車も、我らは要らない
©布置将臣 2024年6月11日、自作詩&写真
(※行末を縦読みすると「だれだかしるかしらない」)