2023/06/29(木)12:25
古民家あるあるの、むき出しの電線を再配線する
今日は、手に入れた古民家ではお約束すぎる「むき出しの電線」の再配線をする事にしました。なぜ、昔の家で「むき出しの電線」がお約束だったかといいますと、
電気が普及する前に建てられた家に後から無理やり配線した
だけのことで、後から綺麗に配線を隠して工事するとか無理だったのでしょう。
また電気が普及し始めの頃は、用途が電球・扇風機・ラジオ程度の少ない工事をして
高度成長期に、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン向けの配線をしたと想像します。
まあ、それはそうとしてですね。
この古民家には家人の都合や技術者の未熟等で「とりあえず」的な配線とか
アチコチありまして、見ている方としては面白かったりします。
今回は戸が閉まりきらない所に配線がある残念な個所を直します。
ココは、多分エアコンを設置する時に追加した配線と思われます。
※エアコン設置の作業員の方はホボ電気屋ですから建具の加工は
素人なのでそれなりの配線になるのは仕方ないと思います。
なので配線経路を建具を貫通させるように変更します。
⇒
穴あけて電話線通していたんです。 その穴を少し大きくしました。
とりあえず、コンセントの配線と未使用の電話線を外してみたのですが、
電話線は建具に穴を開けていたことが判明ですww 話は早いですね
電話線の穴を大きくしてVVFケーブルを通せるようにすればいいのです。
穴あけは電動ドリルだと振動でガラスを割る可能性があるのでドリルキリ
を手回しで少しづつ径を大きくする手法を取りました。
※きっと電話線は昔の亭主がDIYで通したのでしょう。
その後はVVFケーブルを穴に通してコンセントを元に戻しました。
この作業により、当初目標の戸がちゃんと閉まる様になりました。
床が抜けていた部屋の補修で、天井板がダメダメだったので張りなおす事にしました。
その時の写真なのですが、中央にネズミ色の20mm径ぐらいの太い
線がでろ~~んと走っています。 電柱より引いた線なのかなっと。
もう一方はVVF線の先はビニールテープ巻きで処理しています。
コイツの先は照明1灯のみなので良いけど、ノンキなもんですねぇ。
※ビニールテープ巻きの線は簡易のネジリ配線だと事故が怖いので外して確認していますが、
しっかりと圧着で結線してありました。
あと調べていて判ったのは、照明配線は昭和初期に行われた様で
VVF線では無く中継にガイシを使った線でした、この照明配線は
5番のブレーカー1つに集中しているみたいです。
(照明用の5番ブレーカーが落ちると家中が真っ暗になります)
古民家のコンセントと分電盤のブレーカー番号との対応付け表
先日、照明用配線が1つのブレーカーに集中っぽい感触を受けたのと、
IHコンロ用の200Vコンセントの配線で天井裏に入る必要があるので、
それ以外に手を入れる必要のある配線があるか判断する為に、
この家の見取り図を見ながらブレーカーの対応表を作りました。
ブレーカーの番号と照明・コンセントの番号対応表の作り方は簡単で、
夜にコンセントにLED照明を差した状態でブレーカーをOn/Offさせて
LED照明の点灯・消灯が変化するかを確認するだけです。
とは言え・・・
この家は平屋の癖に配電盤のブレーカー数が12ケあるんですよ。
しかも、1~9番までブレーカーは配線済たったんですよ・・・
前の家主はどんだけ配線好きなんだよ!
いや・・その・・200vのブレーカーも余ってたんで配電盤買わなくて
そのまま配線出来ちゃったんで、凄いラッキーなんですけどね。
※ブレーカーBOXを買うだけで結構な値段を取られそうですよね
あと図面を見て改めて判ったのは
5番ブレーカーの配線のいくつかが大昔の碍子を渡った配線をした奴で
照明だけじゃなくて部屋コンセントにもなっているので使い方次第では
ブレーカーが簡単に落ちてしまいます。
※まだ家の構造を把握しきっておらず、手が付けられない配線が何か所かあるので
一応漏電チェックだけして問題無い様なので今の所放置することにしました。
でも旧配線は天井裏にピンと張ってあるので動きにくいのでイツか撤去します。
こんなのも古民家の楽しみ!
と言えるのは電気配線できる人だけですね。
修正時の業者見積をみるとウンザリしそうです。
2019年 そういえば天井落とした後に電線の再配線しているハズですよね
作業記録写真にこんなのが残っているので電線の再配線をしたハズですが、
電線以外の作業が大変すぎてこれ以上の写真が残っていません(汗
でも新たにメインブレーカーからエアコン・IH・電子レンジを引っ張って
何本もある照明の配線もしたのだからソコソコ作業してるんですけどねぇ~。
2020年4月27日 改装中の台所のコンセント
先日柱を偽装したのですが、コンセントとスイッチがぶら~~~んと
しているので、ちゃんと取り付けることにしました。
柱に板を張り付けているので、側面の隙間にケーブルを通せば
ほらこの通り! すっきりしたでしょ!
まースッキリしたのは前面ダケって話でありまして、
側面はこんな風に隙間にケーブルがのたくっている訳です。
そして、隙間にハマる様に切り出した板をはめ込むとなんとなーく
良い感じになりました。 って書くと楽そうなんですけどね。
この壁と柱は傾いてるわけですよ。 なので、垂直に立った板と斜めの
壁に出来た隙間は台形な訳でありまして。 台形な板を切り出して
ハメています。
板どうしの隙間とかはパテで埋めてニスとか塗ったりする工程もある
と思うのですが・・・ まだです。