2007/02/21(水)19:15
2006年9月3級学科試験 (11) 金融「為替レート」
3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
(11) 日本の金利が変わらずに、米国の金利だけが上昇した場合、一般的に、
米国の金融、商品の魅力が増すので、ドルを購入する動きが強くなり、
円安になる可能性がある。
解説者:中野 克彦
(経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士)
(11) 正解:○ 【為替レート】
ドルを購入する動きが強くなると、円安になる可能性が高まります。
といわれても「は?」という状況ですよね。もう少し分かりやすく説明しましょう。
「日本の金利が変わらずに、米国の金利が上昇する」とあるので、同じお金を預けるなら、
日本より米国の方がオトク!という状況になるわけです。これはOKですよね?
つまり、円を売ってドルを買う人が増えるということです。言い方をかえれば、
「ドルの人気が高くなり、円の人気が落ちた」ことになります。
「人気」を「価値」と考えると、「ドルの価値が高まり、円の価値が低く(安く)なった」といえます。
よって、問題にあるように、ドルの人気(価値)が高まりを購入する動きが強まると、
円の人気(価値)が下がるため、円安になるのです。
為替の問題は混乱しやすいので、一度ゆっくりと考えて理解しておくことが大切です。
────── COPYRIGHT (C) 2007 Katasuhiko Nakano All Rights Reserved. ──────