2007/10/16(火)12:01
2007年9月3級学科試験 (44) 金融「株価指標の見方」
3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
(13) 株式についての指標のうち,一般に,日経平均株価やTOPIX(東証
株価指数)などは株価の水準を示し,また,出来高は取引の活発さを,
時価総額は株式市場の規模を示すとされている。
解説者:中野 克彦
(経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士)
(13) 正解:○ 【株式指標の見方】
日経平均株価やTOPIXなどの株式指標の問題はよく出題されます。
【過去の出題】
2007年5月3級学科試験 (44) 「株価指標」
2007年1月3級学科試験 (44) 「株価指標」
株式指標には様々なものがありますが、「株価水準」「出来高」「時価総額」については株式市場を把握する上で知っておきたいところです。
<株価水準>
株価の水準を示す代表的な指標は、日経平均株価と東証平均株価です。
日経平均株価は、ニュースや新聞でもなじみのある指標です。東証1部上場の各業種から代表的な225銘柄を選び、修正平均した値です。日本を代表する企業の株価平均を知ることができます。
一方、東証平均株価はある基準日を100ポイントとし、東京1部に上場しているすべての企業を対象に、株式数でウェイトをつけた時価総額指数です。株式市場全体の資産価値の変化を通じて、株価の変動を知ることができます。
<出来高>
出来高は売買高ともいい、株の取引高を株数で示したものです。出来高が多ければ取引が活発に行われていることが分かります。
出来高の計算は注意が必要です。例えば、Aさんが1,000株の株式を売却し、Bさんがその株式1,000株を購入したとします。このときの売買高は1,000株になります。2,000株ではありません。
<時価総額>
時価総額は、「株価×発行済株式数」で計算します。株価300円で、発行済株式数が10,000株の企業の場合、その時価総額は300万円ということになります。時価総額は企業の価値(値段)ともいえます。
上記の日経平均株価と東証平均株価については、その違いや特徴も押さえておくようにしてください。
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