※釣りのお話では無いのでご了承下さい。
つい3日前のこと、何の気も無しにフラ~っとスマート君と共に
街の中を走っていると、道路沿いの植え込みから煙が濛々と
立ち昇っていました。
「あれ?何でこんな所で??」
程なくその真横を通過すると真っ赤は炎が植え込みの木々を
飲み込まんとして、周囲には歩行者が炎の上がる植え込みを
どうすればよいのか分からずにオロオロしている。
「火事だ!」
携帯電話を取り119にコール!
「※※にて植え込みが燃えています。現場は○町○○です(以下省略)」
本来進入禁止の場所ではあるが、緊急事態、そこから入り
直近の場所まですぐに車を止め、状況確認、まだ少量の注水で
充分消火できると判断。
周りで見ていた人達は消火器は?消防車は?と右往左往しています。
消火器の到着を待てるほどの余裕は無い、
消防に居た時の出場経験から、時機を逸すると延焼拡大
させてしまうため即座に動く。
水は無かったのですが、何かの時のもらった液体洗剤が車の中に
有ったのを思い出したので、早速取り出してきて消火開始。
洗剤のノズルがうまく効いたのか、消す人間が巧かったのか
通りがかりのおじさんに枯れ枝での掻き消してを手伝って頂き
約5平方メートルを、液体洗剤約500cc使って鎮火。
ちょうど仕事の電話が鳴ったため現場を離れなければならなく
なったため、とりあえず通信指令室に連絡する。
先ほど通報の松川です。
まだ現着してないけど、何してる? どこの隊?
今向かっています。もう少し待ってください。
先ほどの植え込みの火事ですが鎮火、仕事で一旦
現場から離れますので残火警戒頼みますね。
原調で聞きたいことがあったらこの電話に連絡下さい。
5分ほど現場から離れていたでしょうか、
知人の消防の方から電話が入る、
おっ久しぶりヤネ、どうしたの?
先ほどの植え込み火災についてなんですが…
え?○○さんとこが出てたんか?遅せ~ぞ!(怒)
焼き状況と状況説明にもう少ししたら向かうので待っててよ
お願いします。
用事を済ませ現場に戻ると直近の署のタンク車とパトカーが
到着しています。
ご苦労様です!松川さん。
どういう状況で発見しました?
ここから60mくらい離れた所を通りかかった時白煙を確認、
直近まで来た時に火炎を確認、通報しました。
(以下中略)
お決まりの住所年齢等を聞かれ、警察、消防の実況見聞も一段落、
事件性が有るかどうかは警察のお仕事なので消防の知人達と話を、
よくこれだけで消せたね
枯れても元火消し、どうすれば速く火が消せるかは体が覚えてる
じゃあ、原調メールで送ってもらおうか
ば~か、俺は引退した人間、原調は自分の仕事でしょ、お仕事。
ほんじゃあ俺は帰るわ~。
そんな会話もあり、次の予定までそんなに時間も無かったため、
その場を立ち去ることにした。
本年度全国統一防火標語
「消えるまで ゆっくり火の元 にらめっ子」
後日談ですが、
原調(原因調査)が各署所にて閲覧されるのですが、
それを見た署所の知人より
おっ!見たよ
元気だった?久しぶり
そんな電話が数本鳴って来たのはご愛嬌でしょうか。
ひさびさに火消しの血が蘇るのを感じた数日でした。