故郷の木持ち(東京 多摩杉)
三菱鉛筆から地域別に、その地方の木を使ったボールペン&シャーペンが出ています。その名は”故郷の木持ち”です。ベースとなっているのは、ピュアモルトの1,000円のタイプで、オーク樽の代わりに、地域別の木材が使われています。北海道だったらシラカバとか、沖縄だったら琉球松だとかですね。ちなみに、先日の三越万年筆フェアでお披露目となった智頭杉万年筆の智頭杉ボールペン&シャーペンバージョンもあります。説明を見る限り、木材は同じ物を使っているようですね。将来的には全都道府県毎に、商品ラインナップを広げていく予定の様ですが、現時点では、2/3強程度の県でのリリースに留まっています。(一つの県に2種類の製品があったりします)このような説明書きが入っています。これは、東京の多摩杉です。やはり手始めは地元からですよね。地産地消をテーマにしているので、基本的に購入できるのは、その県内のみです。また、間伐材を使っているので、今流行りのエコ製品でもあります。各地のラインナップを見ると、圧倒的に杉材が多いですね。そこで気になるのが、軸の強度ですが圧密加工処理という、蒸気を当てた上でプレスして密度を高くする加工を行っているので、そんじょそこらの広葉樹にも負けないぐらいの強度が実現できたようです。また、圧密加工を行う事によって、木目がはっきりするという副産物もあるようです。さらに、表面が硬くなり、まるで樹脂塗装をしたかのような手触りです。木の手触り感は薄れるので、これは賛否両論あるかとは思いますが・・・とにもかくにも、この様な商品が出て話題になる事で地域の産業が少しでも活性化されればと思います。あなたの近所にも、その地域の故郷の木持ちが売られているかもしれませんよ?