カテゴリ:writer\'s block
また、新しい傷もできるもの。 それでも 自家中毒で腐りきってた頃よりは、 幾分か、まし、と感謝すべきなのかも。 ひとは、去る。 突然に。 きっと、理由がある。 それは、どうしても、自分にあると そう思わざるを得なかったけれど 「どうしてなの?」 と、そんな問いに答えてくれるようなら、 別れを告げずに去っていく訳もなく、 それだけに、私に、 その罰にふさわしい罪があったからだと 確信せざるを得ない。 傷つくのが怖いからと、 誰からも距離を置く。 自己防衛の針をとがらせたハリネズミは、 おなじハリネズミとしか、出会わない。 低気圧が近づくと古傷が痛む。 傷がぽっかりと口を開け、 どくどくと血が流れ続け、 中から白い骨までのぞいていた記憶がよみがえる。 忘れよう。 忘れた振り。 歩いて、歩いて。 遠くまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.09 02:13:01
[writer\'s block] カテゴリの最新記事
|
|