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2007.10.16
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カテゴリ:温泉

前回の日記で紹介した「定義如来」の近くに「定義温泉温泉という所があります。

ここは、一般の人が立ち寄ることの出来ない温泉で、検索しても情報がほとんど出てきませんマル秘

がっ・・・ひとつ分かっていることは、どうやら、「心の病を持つ人のための温泉」とのことです。(近年、廃業したという噂も聞きましたが、真偽のほどは分かりません。)

なにしろ「定義如来の近くにあるらしい・・」くらいしか詳細が分からないので、当然、定義如来近辺には、看板も一切出ていませんしょんぼり

方向音痴のりと様が、定義温泉を発見することは半永久的に不可能だと思いますので、 ネット上で発見した定義温泉の画像をどうぞ!


上矢印りと様が持っている「つげ義春の温泉」という本には、作者が昭和44年に定義温泉温泉に宿泊した時のエピソードが書かれています。

以下、本の中身を少し引用してみます。

「仙台からバスで定義温泉へ行く。約二時間。
温泉はバスの終点、定義如来の門前から三キロの山の中にある。

土砂降りの雨となり、門前のそば屋に入る。

そば屋のおかみさんは、温泉は一般の人はあまり歓迎しない。予約もしないで泊まるのはむずかしいだろうと言う。日も暮れかかり、これから宿探しをするのは仙台まで戻らなくてはならないので、落胆していると、おかみさんは気の毒に思ったのか、電話で頼んでくれた。

「頭が重いといってわざわざ訪ねてきたんですよ。ひと晩だけでも泊めてやってもらえないかしらね。」

「頭が重い」という言いかたは真実味がある。

(中略)

宿は木造でかなり大きい。
背後に山がせまり薄暗く陰気。
車からおりると、十人ほどの浴客が、廊下のガラス戸に額を押しつけるようにして、こちらをじっとうかがっている。
一人だけ、真っ赤な長襦袢の若い女性の目つきが怪しげ。口紅をべったりつけている。

(中略)

風呂はかなりぬるい。
壁に「大小便を禁ず」の貼り紙。そういう客もいるのか。

湯が膝下ほどしかないので寝そべっていると、音もなく長襦袢の女が現れあわてる。
彼女は「このお湯飲めるわよ」と言って、飲用として桶にためてあるお湯を汲みに来たところ。
湯が膝下しかないのは掃除したあとだと教えてくれた。
「大小便を禁ず」の掲示が真実味を増す。」
(昭和44年8月)

上矢印話はいきなり飛びますがスマイル雫、こちらは、一昔前(昭和が平成に変わる頃)のベストセラー「ノルウェイの森(村上春樹著)」です。

りと様の勝手な読書評を書きますがNG、ノルウェイの森に出てくる「京都の人里離れた山奥にある謎の精神障害者療養施設」の描写が、定義温泉温泉の雰囲気にすごく似ています。

りと様は、つげ義春の「定義温泉」の章を呼んだ時、すぐ「ノルウェイの森」の謎の?精神障害者療養施設の描写を思い出しました。。。あっかんべー

ちなみに、ノルウェイの森ノートには、他にも、「お父さんは、家族を放り出してパラグアイに放浪旅行に行っている」と、主人公の女友達が語るシーンがあります。本当は、パラグアイに行くどころか、癌で余命いくばくもないという切ないシーンです。           

その部分に関しては、りと様が最近ブックオフ家にて、¥105で購入した森村桂のエッセイノート(昭和40年代のもの)に、「さみしいからお父さんが死んだと人に言いたくなくて、『ずっと海外で放浪している』と、いうことにしている」 ・・てな感じに書かれているよく似た文章がありました失敗






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最終更新日  2007.10.17 10:26:35
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