えがおの時間

2006/11/10(金)06:35

続き

Memories(13)

手紙を渡してから、きっと読んでくれただろうとは思っていたけど、それからしばらく話し合わなかった。 子どもたちは、寝ているときのことで何も知らない。 毎日、普通の日常を過ごしていた。普通の日常を過ごしているといっても、小学校や保育園に行く二人が出かける頃は、お父さんはまだ寝ているし、帰宅は子どもたちが寝静まった深夜なので、もともと家族4人が起きて顔を合わすときはない。だから、何の異常も感じるわけないんだけどね。 手紙への返事も会話もなかったけど、お父さん、夜遅く帰ってきて、流しに残っている食器を洗ったりするようになった。それから私がはるちゃんを送り出し、チャッピーを保育園に連れて行く頃に、お父さんが起きてきて「行ってらっしゃい」を言うこともあったかなぁ。 休日に、はるちゃんとチャッピーを連れて飛行場に飛行機を見に連れていったりするようになった。 私も家の中をかたづけたり、ほっとする時間が持てた。

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