第２日目～宴編～
１４日（土）曇りのち晴れ。



田舎の人々の団結力はすごい。


小さな町の小さな集落では、
住民のほとんどが親戚である場合も
少なくない。


ダンナさんの実家も、そんなところであった。


色々話には聞いていたが、本当にすごかった。


今回の帰省の目的は、
結婚後初めての里帰りはもちろんのこと、
結婚と、出産の報告も兼ねていた。


つまり、結婚式の披露宴のようなことを
ここで、しようではないかと、言うものであった。


親戚３０人ほどが、ダンナさんの実家に集まって
宴会をしよう！という。


準備も大変なものだ。


この日のために、ダンナさんのお父さんは、
（福にとっては、『じぃじ』）
何ヶ月も前から、家の改修工事や、
この日の準備のために労を費やしてくれていた。


ダンナさんのお母さん（ばぁば）も、この日の料理作りや
手順などを任されており、張り切っている。


私たちも朝から準備のほか、余念はない。


福の子守りはダンナさん担当。


私は台所の手伝い。


ばぁばの横に立って、色々手伝うほか、
レシピなどをさり気なく教わる。


私たち家族のほかにも、ダンナさんのお姉さんたちと
家族の方も一緒だったので、準備は、大勢の力が注がれた。


その成果もあって、大変と言うよりも
むしろ賑やかに、事は進む。


思ったよりもスムーズに準備完了！！


そして、夕方、宴会はつつがなくスタート。


私たちも皆に紹介され、花束のお祝いを頂く。


バーベキューを食べ、魚を食べ、ビールを飲み、
カラオケ大会も始まり、郷土の踊りも見せていただき、


とにかく、楽しいひと時を過ごすことができた。


実家がトカイにある私は、
田舎と言うものを知らない。


こういった、おもてなしを受けたのは
初めてのことだった。


皆が温かい。


踊ったり、歌ったり、しゃべって、笑って、・・・


ダンナさんとの結婚で、
こんな素晴らしい家族が増えたことに
改めて感謝と感動の気持ちを覚える。


私はもちろんのこと、
福にとってもとてもよい環境であろう。


将来は、一人で遊びに来ることもあるであろう。


夏休みの楽しみの一つになるに違いない。


本当にありがとうございました！！
そして、来年の夏・・・


その郷土の踊り、私は、是が非でも
踊りたい。