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2020/09/05(土)13:00

災害救助即応隊と防災平和省の新設

政治(127)

最大級の自然災害がひっきりなしに連続して起こっている。もう想定外だ等との言葉は決して通用しなくなり、毎年起こりえるものとして想定しなければならない。今行なっているようなバラバラで付け焼き刃の対応では決定的に不足している。  こうした事態にあって、良い本に出あった。花岡しげる著『自衛隊も米軍も、日本にはいらない!』である。ここには、全国都道府県に五十万の実動部隊「災害救助即応隊ジャイロ(Japan International Rescue Organization)」の新設とそれを統括する防災平和省の提案があり、それぞれその詳細が描かれている。そしてこれこそが、日本が世界に誇りうる実際的かつ倫理的方向であると納得するに至る。  北朝鮮や中国の好戦的態度もあり、自衛隊で大丈夫かとか、米軍は守ってくれるのか等という話題が飛び交う中、「自衛隊も米軍もいらない!」という提案は最初奇異にも感じられるが、よくよく考えてみれば、この提案を受け入れ、整然と実行することが、現在日本の取り得る、最も名誉に満ちた実際的具体的な方策である、と考えるようになる。  いずれにしても、今のままの日本の対応でいいわけがない。

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