久しぶりに北野一さんがモーニングサテライトに出演
JPモルガン証券のストラテジストの北野一さんは、私がフォローしているエコノミストの一人ですが、先日久しぶりにテレビ東京のモーニングサテライトに登場していました。北野さんはかねてから、日本企業のROE指向に警鐘を鳴らしていました。本日は米中摩擦について、中国は日本と同じコースをたどるだろうとのこと。日本も初めは貿易赤字だったが、日本企業のパフォーマンスの良さの原因が安い資本コストということがわかったので、バーゼル規制で日本の銀行に資本を積ませるようにして資本コストを欧米の銀行と同等にしたとのこと。同様の根本的手段で中国を押さえに係るだろうとのことでした。また、トランプ大統領がFRBの利上げに文句を言っているのに対して、経済の専門家に素人が意見を言うのはいかがなものかとは思うが、トランプの勘が当たるかもしれないとおっしゃっていました。それから、人手不足に関しては異常値であって、構造的な対応をしないほうが良いと言っていました。いずれも通説と異なる意見で大変興味深いと思いました。