カテゴリ:カリフォルニア in U.S.
夕食に友達と、近所のTeppanYakiレストランへ行った。アメリカで鉄板焼きといえば、「BENIHANA」とかが有名だけど、今日行った所は、名前は違います。ただ、BENIHANAと同じようなスタイルで、シェフが、目の前で、鉄板のヘラと共にパフォーマンスをしながら、私達がオーダーしたものを、料理してくれる。 久しぶりの外食だし、素敵な友達と一緒だったので、すごく楽しみにしてたんだけど、そこで嫌な事があった。 料理してる間、シェフが包丁をくるくる回したり、卵のジャグリングをしたり、野菜を重ねてボルケーノに見立ててファイヤーを作ったり、その手さばきは、とても素晴らしかった。 そして、野菜の一口サイズをお客さんに投げて、口でキャッチするパフォーマンスが、順番で私に回ってきた。 何度かやった後、それでも私がミスをし続けた時、その一口サイズの野菜を、いきなり私の顔面めがけて投げ込んできた。 私はビックリ。私のおでこに当たってはじかれた。 イメージしてもらえるかな?口でキャッチしようとする時、シェフは下から上へ、ポ~ンって野菜を投げ込むでしょ。ソフトボール投げの感じ。でも私にしたのは、野球ピッチャー投げで、上から下への速球投げ。しかも顔面めがけて。バシッと。 これって危ないし、私に恨みでもあるの?何?私そこまでされるような事何かした?って。私はすぐ顔色が変わって、食事が美味しく食べられなくなった。シェフがそれを察して、へらへらと「ごめん、ごめん」って謝ってた。 ああいう「皆が見てるパフォーマンスの場所」でいちいち怒るわけにもいかないので、「まぁ、いいわ」って言って、友達とも会話を適当にして帰ってきた。 家に着いたときに、なんかその事がまだモヤモヤしてたので、居ても経っても居られなくなって、ひとりで、すぐまたそのレストランへ向かった。 「すみませんが、さっきここで食事をした者なんですけど。さっきのシェフと、ここの経営者の方と話をしたいんですが。。」 「どういった内容ですか。」 「さっき食事をしてる時に、シェフが私にした事についてです。」こうこうこうしたと説明を加えた。 「わかりました。今日はマネージャーがいないので後で連絡させます。今から担当したシェフを呼んできますね」 担当シェフが来た。 「さっきの者ですけど、覚えてますよね。」 「あーさっきのお客さんね」 「あなたのパフォーマンス、とっても素晴らしかった。でもね、その流れといっても、あれはやり過ぎじゃないでしょうか。すごく嫌な気持ちになったので、私にちゃんと謝って欲しいんです。ああいう事を、普段もお客さんにしてるんでしょうか。」 こういう事、感情的になって頭ごなしに不満をぶつけるより、すごく丁重に話した方が効果があると思った。 「ごめんねー。でも僕は20年この仕事をしてて、こういう事言われたの初めてだね。毎日のように、あれを他のお客さんにもしてるけど、皆楽しんでくれるよ」 {え?マジで?今まで何の苦情も出なかったの?それもビックリなんだけど・・!} 「でも、僕分かってる、アメリカ人とアジア人のジョークの受け入れ方が違うんだ。だから、謝るよ、ごめんね」 またまたビックリした。そう言われたらおしまいじゃない。あれがジョークで、私がそのジョークが通じなかったって事だ。でも、私の友達は、あれはやり過ぎだし、女性にする事じゃないって言ってた。私もそう思った。だから続けた。 「ひとりでもこのレストランで嫌な思いをしたという事は、今後の対応を考えて欲しいし、またあの同じ事を女性にしないほうが良いんじゃないでしょうか」 「分かったよ。気を付けるよ。言ってくれてありがとう」 「あとでマネージャーの方からの連絡お待ちしてますね。」と、店を後にした。 日本人が働いていない、すし&鉄板焼きという日本食レストランでした。この為に気分を悪くするお客さんがいたら、日本のレストランのイメージに影響するのかな・・なんてちょっぴり考えたりもした。果たしてマネージャーはアジア人でしょうか、アメリカ人でしょうか。アメリカ人だったら、私にジョークのセンスが無かったってことで、納得しようじゃないか。そのシェフはどう見てもアジア人だったけどね。笑 はぁ。楽しい日記にしたかったのに。でも、行って、話してみてすっきりしたんで、良かった。もし行ってなかったら、ひとりでモヤモヤしたまま、後引きそうだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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