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![]() しかも楽しみなことがあります。 私の人生で2人目の女性の先生にご指導いただくということ。 いつもご指導いただいている堀江秀一先生が、 今月はいくつかの演奏会の本番を控えてお忙しいとのことで、 堀江先生に師事している内柴由香さんにご指導いただくことになっているのです。 振り返ってみるに、ホントに今まで私が教わったのは、男性の先生が多かったです。 高校生の頃は、西島厚さんという母校札幌東の10期先輩の先生でした。 西島先生は、当時指導教官の急死により中断していた教育大オペラを、 創立時当時の仲間と一緒に再開させた中心メンバーの1人でした。 思えば、この先生に最初に師事したところから、 教育大オペラに関わることが運命づけられていたのかもしれません。 次に私が師事したのは、 現在も教育大札幌校で教鞭をとっておられる野田廣志先生。 野田先生は、出来の悪い私を誠に気長にご指導くださいました。 野田先生はご自身がお若い頃に発声法でご苦労されたそうで、 そのため、焦らず気長にご指導くださったのだろうと思いました。 野田先生はまた、教育大オペラの総監督としても、 私たち学生と公私を分かたず関わってくださいました。 しかし、激務のあまり体調を崩され、私が4年目の年には、 先生は入院を余儀なくされました。 しかし、オペラへの情熱は入院中も冷めることなく、 (というか、私たちには任せておけなかったのでしょう^^;) 入院先から外出許可をもらって、立ち稽古にいらしてくださいました。 この年の教育大オペラの演目は「ヘンゼルとグレーテル」。 本番前日のゲネプロの時、 私は演出チーフとして、野田先生の隣の席で、 初めて自分たちの舞台を客席から観ました。 それまで何ヶ月もかけて作り上げてきた舞台が、 目の前で繰り広げられていく…一瞬一瞬を過去に変えながら。 感無量でした。 本番当日、私はプロンプターとして幕の裏にいましたが、 ヘンゼルとグレーテル2人の就寝前の祈りのシーンでは、 本当に神様が舞台に降りてきたのを感じて、 涙ぐんでしまいました。 私が女性の先生に教わったのは、実はこの間です。 野田先生が入院されている間、 野田門下生は他の先生方にお世話になったのです。 私がお世話になったのは、萩原のり子先生でした。 先生は、NPOの札幌室内歌劇場を立ち上げた創立メンバーで、 大変エネルギッシュで太陽のような方でした。 私が先生に教わったのはほんの数回でしたが、 同じ女声としてきわめて実践的な内容をご指導いただいたのを覚えています。 そして、今度また、 久々に女性の先生にご指導いただけるという喜び^^ 学生の頃は、押すしか知らなかった私ですが、 おかげさまで今では、 いろいろな響き方の引き出しを持つに至りましたので、 どんなレッスンになるか、とっても楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.11 23:54:11
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