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専門学校に入学してくる子は、年齢もバラバラだし、出身校もピンキリで最初は高校時代を引きずってるせいもあるのか、似たような空気感でグループに別れる。
それがいろいろと切磋琢磨する中で、最初のグループはなくなり、仲の良い子はいても、誰とでも一緒に組めるようになるのね♪ 最初は同じような服装で徒党を組むんで、笑っちゃうけど、トイレにも1人で行けない子もいる(^_^;)。 メイクの授業では、相モデルと言うんだけど、2人1組でお互いにメイクの練習台にならなくてはいけないの。 それを、毎回わざと違う相手に組ませるんだ♪ いろいろな顔や肌に触れる事も目的の1つではあるけれど、それ以上に密かに狙っているのは、肌に触れ合う事で早くにお互いのコミュニケーションを取らせること♪ これは、メイクのクラスの特権(^O^)v。 一通り巡るうちには、格好だけでくっついていたグループに変化が起こり始める。 私も必ず人の肌へのタッチの感覚を体感させるために、全員の顔を触ってまわる。 クレンジングならこう。 ファンデーションはこのくらい…とかね。 だけど、1人1人性格が違うように、肌質や触れられる好みも違うから、同じ質感に仕上げる場合でも、触り方は変えていく。 メイクされていて相手に不快感があると、いくらキレイに仕上げてもそれは下手くそなメイクというわけなの。 だから、相手に触れただけで感覚を掴まないといけない。そのためには、微かな表情筋の動きも見逃さずに相手の心地よいタッチの加減を判断することを繰り返すことで感覚が鍛えられていくの。 最初はまだそれが出来ないから、「言葉」が重要になる。 モデルになっている子には声掛けをすること。 「痛くないですか?」 「気持ち悪さが残っていませんか?」 授業では、全て敬語でやり取りをさせる。 また、モデルの方になっている場合は、「気持ちいい」とかも言ってもらうんだけど、痛いとか、強過ぎるとか、しっかり言葉にして遠慮しないで指摘するように、している。 マイナス面は、最初はなかなか言えない子もいるんだけど、本当の優しさは言ってあげること。そうでないと、なかなか上達出来ないんだよ♪と繰り返し伝えると、だんだんと言えるようになる。 また、必要以上に相手にクレームを言う子がたまにいる。 こういう子も自分が、言われることを繰り返すうちに、相手の気持ちが少しずつわかってくるようで、言葉のトゲがなくなってくる♪ 愛情を持って触れられると、心が落ち着くでしょ? 授業で毎日触れ合ううちに、自然とお互いに思いやりを持てるようになるので、尖んがっていた子も変化してくるんだ。 それでも、過去に深い傷を受けている子はなかなか立ち直れないこともあるんだけど…。 こういうのって、多分、他では教えてないと思う。 普通は、メイクの方法と出来上がりのチェックだけでしょ。多分。 私が教えるのは違うんだな♪ 先ずは相手への優しさと心配りから。 1年の前期のメイクのテストの配点はこれが大部分をしめてるし(笑)。 人に優しいメイクで、自身が癒されるから、心も強く成長しているようです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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