カテゴリ:手話
福岡県の手話関係者にアンケートが届いた。
手話通訳者が足りないとかで どうやったら増えるのか?など意見を聞きたいみたいな内容だった。 どの地域でも、手話通訳者が足りないのが問題になっている。 需要はあるんだけど供給が追い付かない。 アンケートにも書いたのだが 通訳者に対する報酬が少ないのが原因だと思われる。 今、通訳士はいくらもらっているかは分からないが 一般の通訳者は、時給1500円~2000円前後で通訳を担う。 例えば、2時間の講演の通訳をやる場合 講演2時間+会場までの移動時間で金額を計算される。 移動時間を含め合計3時間なら、自治体にも寄るが6000円支給となる。 どこかの企業みたいに通訳者を雇ってくれるのなら 1か月いくら年収いくらで働けるが、実際はパートと同じで 働いた分だけしか給料は貰えない。 時給2000円で8時間x25日で40万円貰えれば良いのだが パート扱いなので、そんなに貰えない。 先輩通訳者の多くは、1日に1回程度しか通訳依頼が来ないという。 通訳者が足りないのなら、1日に何度も通訳するかと思いきや そうではないという。 病院の付き添い通訳があった場合、半日もしくは1日が潰れてしまう。 終わる時間が不定期なので、1日に2つ以上の通訳を依頼するのは難しい。 パート扱いなので給料が安く、しかも、ボランティアの延長上にある。 現在年収500万円の人が、会社を辞めて通訳者になるかというと 給料は安いし社会保険も定かではないとなると、転職するメリットがない。 安定した収入を約束する必要がある。 それと、新卒者が通訳者になるという環境がない。 若い人が安心して働ける環境がない。 こういった背景があるからシステムを根本的に作りかえ 株式会社を設立した方が良いのではと思う。 誰かやってくれないかなあ。 お前がやれってか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.16 21:42:30
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