釜山つれづれ日記

今日はちょっとマジメな話題について。
あまり政治的なことは言いたくないんだけど、
ここ数日思ってたことを書いてみる。

それは拉致問題。
最近“横田めぐみさんの夫”という金英男さんの家族がよくテレビに出る。

私が不思議に思うのは、横田さんのご両親と金英男さんの家族の反応の違い。

日本の横田さん夫妻は、北朝鮮の策略に乗ってはいけないとして、
会いたい気持ちを抑えて会いに行かないでいる。

一方、韓国の家族、特にお母さんは息子だと判明した時点から
「会いたい会いたい」を連発していた。
そして今回、北朝鮮の提案によって再会が果たされることになった。

「南と北は同じ民族」という事情や、その他色んな事情があって、
北朝鮮はそれなりにこの違いをうまく利用してる気がするけど、
この二つの家族の反応を見て、日本と韓国の違いを感じた。

日本の家族だって、会えれば飛んで会いに行きたいに決まってる。
でも、気持ちは先走っても、理性で抑えてる感じ。

一方韓国の家族は、理性よりも何よりも、感情最優先！って感じ。
それがこの国の厚い厚い“家族の情”ってやつなんだろうな。
たぶん誰が止めても、いくら「北の策略だよ」と言っても、
金さんのお母さんは会いに行くんだろうな。

あらためて韓国の家族の絆の強さを見ちゃった気がした。

将来うちはどうなるんだろ・・・けっこう真剣に考えてみたりする。

現在、うちの母は実の母である祖母と同居している。
いや、バトルを繰り返してるので、
“する羽目になった”と言うほうが正しいかも（苦笑）。

若い頃は、まさか実母と暮らす日が来るなんて思ってなかったらしい。
去年の今ごろだって、予想すらしてなかった。
けど、現実はそうなのだ。

だからうちも、これから先どうなるか分からないよ、と思いつつも、
韓国に来ちゃったんだから・・・と半分あきらめモード。