|
カテゴリ:カテゴリ未分類
みなさんこんばんは。
さて、みなさんは今日何個書きましたか? 「何を?」って、もちろんタマゴのデッサンですよ!(笑) 私もチャレンジしてみたのですが、なかなか上手くいかないものですね。「線」では描けないとわかっているのですが、見えているのはやはり「線」のような気がするし、線も影も影の濃さもすべて本当は「トリック」なわけだし・・・。 昨日の八巻さんのお話は、本当に面白かったですよね。「我々は、トリックの中に生きてる」という一言は、みなさんがこれからやろうとしている「朗読」にもつながるような気がしませんか? たとえば物語を朗読するとして、ある作品を選ぶ。それを自分なりの色づけや演出をして朗読することは、タマゴに一方から光を当てたり、下に白い紙を敷いて光を反射させたりするのと似ています。そんな仕掛けをしたタマゴを描いた一枚のデッサンは、みなさんなりの演出を加えた朗読と同じ。そんな気がするのです。自分が書きやすいようにタマゴの形を変えることができないように、朗読に選んだ本・作品の中身を変えるわけにはいきません。でも、ちょっとした「トリック」を試みることで、描き易くしたり読みやすくしたりして、相手に伝えやすくすることはアリだと思います。朗読を聞いてもらう相手と「同調」するヒントも、あの一直線歩行にありそうでしたよね。 タマゴを描くことと、本・作品を朗読すること。一見すると全く別のもののように思いますが、作業としては意外と似ているのかも。八巻さんがおっしゃっていた「“表現する”ということは、それがどんな手法であれ、地下水脈でつながっている」という言葉も、なんとなく自分のものにできそうな気がしてきますよね。 「具象ができれば、抽象ができる」 「抽象ができても、具象はできない」 昨日のお話の中で気になったこの一節も、時間がかかってもいいから自分の中できっちり消化してみたいと思いました。 八巻さんのお話の中で心に残ったこと、あるいは他の人の意見も聞いてみたいことなどがあれば、ぜひこの日記のコメント欄に書き込みしてください。「夜図書」は、放課後に残ってみなさんでお話しするような時間を設けられない苦しさがありますので、代わりにこのブログを大いに活用していただきたいと思っております。 それでは、また。 明日は「鮒」の輪読のことを振り返ってみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.26 21:40:36
コメント(0) | コメントを書く |
|